世界フィギュアスケート選手権、男子シングル・フリースケーティング(FS)。演技を終え歓声に応える羽生結弦(2017年4月1日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】平昌冬季五輪シーズンのフィギュアスケートGPシリーズが、20日のロシア杯(Rostelecom Cup 2017)から開幕し、日本のエース羽生結弦(Yuzuru Hanyu)や世界女王のエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva、ロシア)が早速登場する。

 2018年2月9日から25日までの平昌五輪が徐々に近づく中、ソチ冬季五輪金メダリストの羽生をはじめとするスケーターにとって、GPシリーズは五輪に向けた試金石となる。

 羽生は今年4月の世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2017)で2回目の世界王者に輝き、五輪連覇の有力候補であることを改めて印象付けた。

 一方、こちらもヘルシンキ(Helsinki)から金メダルを持ち帰り、世界選手権連覇を飾ったメドベデワは、新プログラムをGPシリーズで初めて披露する。

 メドベデワは「シーズンが始まっている状況でフリーのプログラムを変えるのは少しリスキーだけど、アンナ・カレーニナ(Anna Karenina)の姿や、同名の映画の音楽にすごく胸を打たれた」と話した。

「だから、五輪シーズンにこのプログラムがうまくはまるのを信じている。ジャパンオープン(2017 Figure Skating Japan Open)で試したし、そのときの演技で、正しい決断だったことが証明されたと思っている」

 アイスダンスでは、世界選手権で複数回メダルを獲得しているマイア・シブタニ(Maia Shibutani)/アレックス・シブタニ(Alex Shibutani)組が登場。欧州チャンピオンであるロシアのエフゲニア・タラソワ(Evgenia Tarasova)/ウラジーミル・モロゾフ(Vladimir Morozov)組も出場する。

 地元ロシア勢では、ソチ五輪の団体金、ペア銀のクセニヤ・ストルボワ(Ksenia Stolbova)/ヒョードル・クリモフ(Fedor Klimov)組にも注目が集まる。

 GPシリーズはロシア杯の後、月末のスケート・カナダ(Skate Canada International 2017)を経て、中国、日本、フランスと転戦し、11月に米レイクプラシッド(Lake Placid)で行われるスケート・アメリカ(Skate America 2017)で終了する。

 その後、出場した2大会の成績上位6選手が、名古屋で12月7日から10日に行われるGPファイナルに進出する。欧州、アジア、北米の選手が一堂に会する国際大会は、平昌前ではこれが最後の機会になる。

 欧州ではその後、来年1月中旬にロシア・モスクワ(Moscow)で欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships)が開催され、またシーズンの最後に行われる3月の世界選手権は、今季はイアリア・ミラノ(Milan)が舞台となる。

 10月27日から29日にレジャイナ(Regina)で開催されるスケート・カナダには、世界選手権を3回制し、ソチで銀メダルを獲得している男子シングルの地元パトリック・チャン(Patrick Chan)が出場。世界銀メダリストの宇野昌磨(Shoma Uno)と争う。

 世界選手権優勝ペアの隋文静(Wenjing Sui)/韓聰(Cong Han)組、アイスダンスで世界を2回制しているフランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組は3戦目の中国杯(Audi Cup of China 2017)に出場する。

 また四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2017)女王の三原舞依(Mai Mihara)、世界選手権2回制覇のハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez、スペイン)も中国杯に登場する。
【翻訳編集】AFPBB News