リヨンに競り負けたエバートンが3戦未勝利で敗退危機に…イリチッチ躍動のアタランタが首位キープ《EL》

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▽ヨーロッパリーグ(EL)・グループE第3節、エバートンvsリヨンが19日に行われ、アウェイのリヨンが2-1で勝利した。

▽エバートン、アタランタ、リヨンと欧州主要リーグの上位チームが同居した今グループステージ最激戦区のグループE。初戦のアタランタ戦を落とし、格下アポロン・リマソル相手にも勝ち切れず、まさかのグループ最下位に沈むエバートンは、公式戦3戦未勝利と低迷が続く。必勝が求められる今節だが、週末にアーセナルとのリーグ戦を控えるため、ルーニーを招集外としたほか、シグルドソンら一部主力をベンチに置いた。

▽対するリヨンもグループステージ2戦連続ドローに加え、公式戦5戦未勝利が続いたが、直近のリーグ戦ではモナコを破り、復調気配を見せる。今回の試合ではモナコ撃破の立役者となったフェキルら主力をピッチに送り込んだ。

▽互いに今大会初勝利を目指す中、アウェイチームが早々に試合を動かす。開始6分、ボックス左で仕掛けたマルカルがDFホルゲイトに倒されてPKを獲得。これをキッカーのフェキルが冷静に決め、幸先良く先制に成功した。

▽立ち上がりの失点でまたしても厳しい展開を強いられたエバートンは、21分にボックス右からカットインしたミララスがミドルシュート。32分にもトム・デイビスのスルーパスに抜け出したミララスがGKと一対一を迎えるが、ここは相手GKアントニー・ロペスの好守に阻まれ、追いつくことができない。

▽一方、守勢に回りながらも効果的なカウンターで2点目に迫るリヨンは37分、ボックス手前の好位置で得たFKを名手デパイが直接狙うが、壁に当たってコースが変わったボールはポストを叩いた。

▽1点ビハインドで前半を終えたエバートンは、クラーセンに代えて後半頭からルックマンを投入。キックオフ直後には左サイドからのクロスをカルバート=ルーウィンが頭でフリックしたボールをファーのルックマンが押し込みにかかるが、ここはGKにキャッチされる。

▽その後は一進一退の攻防が続く中、シュナイデルランの負傷に伴い、シグルドソンの投入を余儀なくされたエバートンは、64分にハイボールをキャッチした相手GKアントニー・ロペスに対し、ウィリアムズが意図的な腹部へのヒジ打ちで押し倒すラフプレーを敢行。このプレーをキッカケに両軍、ピッチサイドの観客まで入り混じる乱闘に発展。ウィリアムズにはレッドカードの可能性もあったが、同じく乱闘に関わった相手FWトラオレと共にイエローカードでの喧嘩両成敗の裁定に救われる。

▽すると69分、エバートンが相手陣内右サイドでFKのチャンスを得ると、キッカーのシグルドソンがゴール前に入れた絶妙なクロスをウィリアムズが頭で流し込み、退場の可能性もあった主将のゴールでエバートンが試合を振り出しに戻す。

▽だが、乱闘の被害者でもあるリヨンにとって収まりがつかない展開の中で、ウィリアムズと共にカードをもらっていたトラオレがやり返す。75分、右サイドをドリブルでこじ開けた途中出場のM・コルネがゴール前に低いクロスを入れると、DFキーンに寄せられながらもトラオレが右足ヒールで合わせたボールがゴールネットに吸い込まれ、リヨンが勝ち越しに成功した。

▽ホームで負けられないエバートンは試合終盤にかけて猛攻を仕掛けていくが、再三の決定機を創出したシグルドソンのプレースキックが右ポストに阻まれるなど、ツキにも見放されて試合はこのままタイムアップ。リヨンにグループステージ初勝利を献上したエバートンは、ここまでの3戦でわずかに勝ち点1の大苦戦でグループステージ突破に黄色信号が灯る。

▽また、同日行われたグループEのもう1試合、アタランタvsアポロン・リマソルは、ホームのアタランタが3-1で快勝した。

▽ここまで1勝1分けで首位に立つアタランタは試合開始12分、左サイドを破ったスピナツォーラからのグラウンダーのクロスをイリチッチが冷静に流し込み、幸先良く先制に成功する。

▽その後、ここまでリヨン、エバートン相手に引き分けているアポロンにゴールをこじ開けられ、後半序盤に試合を振り出しに戻される。それでも、慌てないホームチームはイリチッチの左CKをペターニャが頭で合わせ、64分に勝ち越す。この2分後には左サイド深くでアレハンドロ・ゴメスが上げたクロスを中央のイリチッチがおしゃれな胸での落としでボックス右に走り込むフロイラーに繋ぐと、ここからダメ押しの3点目が生まれた。

▽イリチッチの1ゴール2アシストの活躍でアポロンに今大会初黒星を与えたアタランタが、首位の座をがっちりとキープした。