ケルンがEL3連敗で公式戦11戦未勝利…大迫はEL初フル出場も見せ場作れず

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 ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第3節が19日に行われ、グループHで日本代表FW大迫勇也が所属するケルンは敵地でBATEボリソフ(ベラルーシ)と対戦した。大迫はELで初の先発出場を果たした。

 連敗スタートで最下位のケルンは20分、大迫からパスを受けたミロシュ・ヨイッチがエリア手前中央から狙うが、シュートはGKに阻まれる。32分には、右サイドからのクロスに、ニアのシモン・ツォラーが頭で合わせるが、これもGKの好セーブに遭い、ゴール前に詰めていた大迫もこぼれ球を押し込むことはできなかった。

 一方のBATEは36分、左サイドからのクロスを、ゴール前右のスタニスラウ・ドラグンがヘディングで叩きつけるが、シュートは枠の右に外れた。前半はスコアレスのまま折り返す。

 後半に入って55分に均衡が破れる。左サイドからのクロスをニアのニコライ・シグネヴィッチがつなぎ、中央でミルコ・イヴァニッチが収めると、こぼれ球をアレクセイ・リオスが押し込み、先制のゴールネットを揺らした。

 リードを得たBATEは76分にもチャンス。敵陣中央でフリーのスタニスラウ・ドラグンが思い切りよく右足を振り抜くと、強烈なシュートはGKティモ・ホルンに弾き返される。そのこぼれ球を拾ったミハイル・ゴルデイチュクがエリア内中央でシュートを放つが、これは枠を捉えられなかった。

 試合はこのまま終了し、ケルンは0−1で敗戦。3連敗を喫し、グループステージ突破が厳しい状況に。また、公式戦ではシーズン初戦のDFBポカール1回戦レーアー戦での勝利を最後に11試合未勝利となった。なお、大迫はフル出場したが、見せ場を作れなかった。

 11月2日に行われる次節は、ケルンがBATEをホームに迎える。

【スコア】
BATEボリソフ 1−0 ケルン

【得点者】
1−0 55分 アレクセイ・リオス(BATE)