アニメ風イラストを車体に描いた「痛中継車」について、NHK徳島放送局に取材した。

NHK徳島の「痛中継車」が話題に

アニメのイラストで装飾した自動車のことを通称「痛車(いたしゃ)」という。

ネット上に先日、同局で「痛車の中継車」を目撃したというツイートが投稿された。キャスターらがアニメタッチで描かれており、バラを持った美形アナウンサーのイラストも。

提供:NHK広報部

ツイートを受けて、ネット上には「NHKがなぜ痛車?」「すげーよ!!」「やべぇ」「これで現場に行く気か?」「徳島始まったなw」「なんのキャラやろって検索したら実在人物で笑った」「日本全国のNHKで広まったりしないかな?」など多くの反響が寄せられた。

アニメイベント開催に合わせて誕生

NHK徳島放送局の担当者に話を聞いた。

--どのようなきっかけで誕生したのですか?

徳島県が毎年5月と10月の2回開催しているアニメイベント「マチ★アソビ」。全国から5万人を超えるアニメファンが集まる、一大イベントです。その開催に合わせて、NHK徳島放送局では、10月4日(水)から8日(日)まで、NHKで放送しているアニメ原画などを展示するイベント「NHKアニメ館ひろば」を開催しました。

その目玉コンテンツとして、「マチ★アソビ」でも人気の高い痛車の展示から思いつき、「NHKの車=中継車」というイメージから中継車を痛車にしました。

提供:NHK広報部

--こだわった点や工夫した箇所を教えてください。

今年は夕方のローカルニュース「とく6徳島」の番組ポスターに、アナウンサー・キャスターの実写版とともにアニメ版を制作し、好評をいただきました。

日頃NHKと接触する機会が少ない若者世代に注目してもらえるようなデザインにしたいと、今回の中継車にも正面と側面で「番組やイベントのPR」と「徳島放送局のアナウンサー・キャスターをデフォルメ化したデザイン」をラッピング。

後面では、真っ赤なバラの背景に王子様風の漆原アナウンサーをイラストして、遊び心をトッピングしました。

提供:NHK広報部

残念ながら、2日間限定

--どこで見ることができますか?

10月7日(土)8日(日)の2日間限定で、NHK徳島放送局で展示していました。今は通常の中継車の姿に戻り、これまで通り日々の業務で活躍しています。

--今後「痛中継車」が活躍する予定は?

痛車の復活は現在未定ですが、要望の声が多数上がればもしかすると復活もあるかもしれません(笑)。

提供:NHK広報部

通行人が三度見

--どのような反響がありましたか?

会場では「なんだこれ」と笑いながら写真を撮影する人や、黙々とデザインをカメラに収める方、振り返って2度見3度見する通行人など様々なリアクションが見られました。

ツイッター上では「痛中継車やべぇw」「これには腹筋割れたwww大爆笑www」「NHK徳島がここまでノリの良い局だとは思わんかった」など、7、8日の2日間は普段よりたくさんの多くの徳島放送局に関連したツイートがありました。

提供:NHK広報部

「より親しまれる放送局に」

--中継車など、NHK徳島が報道活動に込める思いを教えてください。

ニュース・番組を通じて、NHK徳島放送局は「地域の安全・安心の拠点」としてより信頼されるとともに「地域の活性化に貢献し、より親しまれる放送局」を目指しています。

台風や地震といった災害に備えることはNHKの使命であり、その最前線に立つのが中継車です。

今回の試みは、地域のイベントと連動することで、NHKを身近に感じてもらい、徳島の魅力を全国にPRするとともに、こうしたNHKの果たす役割の一端をご覧いただきたいという思いを込めました。