犬が一緒に寝てくれなくなる理由

今まで一緒に寝ていた犬が急に「寝よう?」と言ってもついてきてくれなくなるというのは、飼い主としてはどこか寂しい気持ちになりますよね。では、一体なぜ愛犬は一緒に寝てくれなくなってしまったのでしょうか。

理由1:室内環境が暑いから

まずは室内環境が悪いという点が挙げられます。特に夏場は暑いという理由から、今までは一緒に寝ていた愛犬がスッと違う場所に行って寝ているということは珍しくありません。

特に寝室が2階にある場合は、熱気は上昇する性質ですので、1階よりも少し暑くなっている可能性が考えられます。

飼い主さんはその寝室でクーラーをかけずに寝ることができたとしても、犬にとっては「暑すぎる。これじゃあ寝るどころかこの部屋にすら居座れないよ」という状態になっているかもしれません。

もしも夏場も一緒に犬と寝たいのであれば、犬が快適に眠ることができる環境を整えてあげることが大切です。

理由2:叱られた後だから

これは人間も同じような心理になると思いますが、叱られたり、何か悪い事をしてしまった後というのは、気まずい思いをしているため一緒に寝たいとは思いにくいですよね。犬も同じような心理状態になる事があります。

寝る直前に粗相をしてしまい、大きな声で「どうしてここにおしっこをしちゃったの!?」なんて怒られてしまえば、その直後に「じゃあ一緒に寝ようか」と言われてもついて行きにくいというのが正直な本音でしょう。

もしも叱られた後であれば、無理に一緒に寝る必要はありません。愛犬がいつものようについてくるのであれば一緒に寝れば良いですし、気まずそうにリビングに居座っているのであれば、その日はリビングで寝かせてあげるのも良いでしょう。

理由3:落ち着いて寝ることができない

先ほど室温が高いという理由から一緒に寝ない可能性があるという話をしましたが、寝室が道路と面している場合、夜中に車やバイクの音がうるさく、落ち着いて寝ることができないという理由から一緒に寝なくなった可能性が考えられます。

他にも犬は寝ようとしているのに、飼い主さんがいつまでもスマホをいじっていれば、スマホの光が邪魔になり、なかなか寝付けないということもあるでしょう。

何か不安要素や警戒する対象物があったり、寝ること自体を妨害するような環境にしているのであれば、改善する努力をしてみてはいかがでしょう。

理由4:リーダーとして見始めたから

野生の頃の習慣として、犬は自分より格上の存在とは寝床を一緒にしないというものがあります。

最初の内はまだ子どもですので飼い主さんをリーダーとして認識していなかった犬が、時間が経つにつれて「この人はこの家のリーダーなんだ」と気づき、認識したため、寝床を一緒にしなかったという理由かもしれません。

つまり、自分より飼い主さんは上の者であるという認識をしたということは、しっかりしつけができているということが言えるでしょう。

もちろん、一緒に寝ているからしつけができていないということはありませんが、主従関係をしっかり築くということは、後に外出した際などにコントロールしやすくなりますので、問題行動も起こしにくくなります。

基本的には一緒に寝ない?

愛犬と一緒に寝るという飼い主さんも多いと思いますが、基本的には犬と飼い主は一緒に寝ない方が良いとされています。それは様々な理由がありますが、大きな理由として飼い主との主従関係に影響が出てしまう可能性や分離不安症などが挙げられます。

まず、飼い主との主従関係が曖昧になってしまうという理由ですが、元々野性時代の犬はリーダーとして認識している犬とは同じ寝床に寝ないのです。なぜならば、自分よりも格上の存在であるからです。

そのため、犬と飼い主が一緒に寝てしまうことで寝床が同じになってしまうことから、徐々に犬側の「飼い主がこの家のリーダーである」という意識が薄れ、主従関係が曖昧になってしまうと言われているのです。

しかし、最近では少々見方も変わってきています。犬の中には安心感を求めて飼い主さんと一緒寝ることもあるため、一概には主従関係が逆転してしまう恐れがあるとは言えないのです。

もしも一緒に寝ることで「あれ?私のこと下に見てる?」と感じるようなことがあれば、すぐに一緒に寝ることを止め、対処するべきでしょう。

さらに、常に一緒にいることで分離不安が起きる可能性も否めません。例えば、日中はずっと仕事をしており、外出時間が長いから寝ている間だけでも一緒にいたという場合には、そこまで影響しないと考えられます。

しかし、日中も家にいることが多く、構っている時間が多い上に一緒に寝てしまうことで、常に一緒にいるという状態が作り上げられています。それにより、いざ飼い主さんが外出をしてしまうと分離不安症が発症し、極度の不安感に襲われ問題行動を起こしてしまう可能性があります。

したがって、基本的に一緒に寝るということは推奨される行動ではありませんが、飼い主さんが愛犬の様子を見て「主従関係が逆転していないか」「分離不安症になっていないか」を確認した上で一緒に寝ることは問題ではないと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。このように犬が一緒に寝なくなってしまった理由としては、環境が犬にとって不都合であるという理由が大きく挙げられます。また、その直前に起こった心理上の変化や、飼い主さんへの見方に変化が現れたということもあります。

自分の犬は何が原因で一緒に寝なくなったのかをまずは見極め、その上でこれからも一緒に寝て大丈夫かどうかを日々の様子から判断しましょう。