WTAファイナルを飾る、オスタペンコとムグルッサの間に散る火花

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WTAファイナルに出場する8選手の顔ぶれが出揃い、WTAファイナリストにはお馴染みの名前が並んだ。今後も長くファンを魅了するであろう、ライバル関係の一端をWTAが解説しており、その一つを今回は紹介する。

まず登場するのは、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)で、ストロークの強さは折り紙つきだ。特に、バックハンドでスイングを振り切る瞬間には、誰しも緊張と危険を感じざるを得ないだろう。それだけではない。フォアハンドにも爆発的な力がある上に、オスタペンコは恐れを知らない性格で、どんな相手であってもその野望にも風穴を開けてしまう。

しかし、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)も、オスタペンコにもまったくひけをとらない。身体的、技術的、精神的に、一日中でも勝者であり続けられる能力を持っており、押しも押されもせぬトッププレイヤーだろう。

「全仏オープン」で優勝したオスタペンコでも、「ウィンブルドン」で優勝したムグルッサでも、ネットを挟んで立ち向かえば、山なりのボールや中途半端な返球が来ることはまずない。素晴らしい試合を期待して、まったく予測のつかない試合展開への心の準備をしておいた方がいいくらいだ。

そのオスタペンコとムグルッサは今シーズンすでに2回対戦しており、戦績は1勝1敗。それぞれ1勝している格好だが、両試合とも大逆転が繰り広げられ、観戦していれば、誰もが2人の、今後も長く続くライバル関係を想像したに違いないだろう。

特に、オスタペンコが1-6、6-3、6-2で勝利した試合は、当時のムグルッサのランキングからしても重要だった。オスタペンコは当時を振り返り、「ナンバー1を初めて倒して最高だった」と語っている。

逆に「彼女はとても積極的にプレイしたと思うわ」と、ムグルッサは厳しい試合の後に語り「適切なタイミングでいくつかいいショットを拾って、どんどん押してきたの」と語った。

しかし、「全仏オープン」でのタイトル獲得の直前のムグルッサ戦での勝利は、オスタペンコにとって、熱狂するほどで、出来得る限り強くボールを打つことでランキング上位の選手を打ち倒していく最良の方法だと気づかせただろうし、それを覚えておいてもいいだろう。

両選手が戦ったもう唯一のもう1試合は、2016年の「BNLイタリア国際女子」で、当時はムグルッサが一方的に、6-1、6-4で勝利していた。しかし、今後の両選手によるいかなる対戦もさらに興味深いエピソードをきっとつむぎだしてくれるだろう。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でバックハンドストロークを放つエレナ・オスタペンコ
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)