成績不振の責任を問われ、就任からわずか7か月で解任されたレスターのシェイクスピア監督。「首切り魔・WBAの呪い」の犠牲者に? (C) Getty Images

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 日本代表のFW岡崎慎司が所属するレスターが、クレイグ・シェイクスピア監督を解任したのは、10月16日のプレミアリーグ8節ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)戦の後だった。1-1で引き分け、3節以降3分け3敗と2か月近く勝利がない不振を受けて、クラブは更迭を決断した。
 
 この解任で、にわかに注目を集めているのが、「WBAの呪い」だ。WBAとの対戦を最後に首を切られた監督が、シェイクスピアを含め過去7シーズンでなんと7人を数えるのだ。
 
「WBAの呪い」の犠牲者となった7人は、以下の通りだ。
 
 2011-12シーズン、ウォルバーハンプトンのミック・マッカーシー監督。25節のWBA戦に1-5で大敗して解任。
 
 同じく11-12シーズン、チェルシーのアンドレ・ヴィラス=ボアス監督。27節のWBA戦に0-1で敗れて解任。
 
 12-13シーズン、マンチェスター・シティのロベルト・マンチーニ監督。33節のWBA戦(1-0)がプレミアでのラストゲームに。この試合の4日後のFAカップ決勝で敗れて解任。
 
 13-14シーズン、サンダーランドのパオロ・ディ・カーニオ監督。5節のWBA戦に0-3で完敗して解任。
 
 同じく13-14シーズン、ノーリッジのクリス・ヒュートン監督。33節のWBA戦に0-1敗れて解任。
 
 16-17シーズン、ハルのマイク・フィーラン監督。20節のWBA戦に1-3で敗れて解任。
 
 そして17-18シーズン、レスターのシェイクスピアが、前述のように8節のWBA戦を最後に解任を言い渡された。
 
 ちなみに解任ではないが、マンチェスター・ユナイテッドの名将アレックス・ファーガソンが指揮を執った生涯最後の対戦相手もWBAだった。12-13シーズンの最終節(スコアは5-5)だ。
 
 ここまで重なると、単なる偶然とも思えなくなる。チームが不振で尻に火がついている監督は、「首切り魔・WBAの呪い」にはくれぐれもご注意を――。