19日、韓国では昨年初めて発行となった「ミシュランガイド」ソウル版の中身について、「間違いだらけ」との指摘が韓国の国会議員から飛び出した。写真はカンジャンケジャン(ワタリガニのしょうゆ漬け)。

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2017年10月19日、韓国では昨年初めて発行となった「ミシュランガイド」ソウル版の中身について、「間違いだらけ」との指摘が韓国の国会議員から飛び出した。韓国・ニュース1などが報じた。

野党・国民の党の宋基錫(ソン・ギソク)議員は19日、国会で開かれた院内政策会議に出席し、昨年11月発行の「ミシュラン」ソウル版について「韓国観光公社が20億ウォン(約2億円)を投じて発行した」とした上で、「内容に34の誤りが見つかった」と明らかにした。誤りの内訳は、誤字脱字11カ所、情報自体の誤り10カ所、表記の誤り7カ所、誤訳4カ所など。誤訳では、韓国料理によく使われるワタリガニを、韓国語の「コッケ(花+カニ)」から直訳したのか「flower crab」とした例があったという。

また宋議員は、覆面調査員が店で実際に食事をして評価を行うとされるミシュランの「ルール」とは異なり「店を訪問せずに評価を実施した痕跡も見つかった」として、ガイド発行前の昨年8月に閉店したイタリアンレストランが掲載されていたことや、テラス席のない店が「テラスのあるレストラン」と紹介されていたことを指摘した。

さらに、ソウル版発行をめぐって観光公社がミシュラン側に総額20億ウォンを支払う「屈辱的な不公正契約」が結ばれていたと暴露、「国民の血税を投入し制作したグローバル美食ガイドが、その世界的名声を無にするほどにいいかげんに作られていた」と批判した。

韓国のネットユーザーはこれについて、「韓国は国際的なカモだな」「ミシュランも別に困ってないだろうに、20億も持って行ったか…」「本1冊出すのに20億もかけるなんて。200万部くらい刷ったの?」「結局は観光公社の不正ということだね」などのコメントを寄せている。

また紹介された誤訳については、「小学生に翻訳させたのでは?」「いや、これはグーグル翻訳でしょ」「翻訳料を他に使っちゃったんだね」とあきれたといったコメントのほか、「フラワー・クラブ。なかなかきれいな名だ」「悪くない」など意外な好評も集まっている。(翻訳・編集/吉金)