書類やパソコン関連アイテムがごちゃつくデスクまわり、靴以外にもものが集まりがちな玄関、服がつまったクローゼット…。すっきり使いたいのに、つい乱雑になってしまう家の中のスペースは、どうやったら片づくのでしょうか? 整理収納アドバイザーの澤井奈緒さんが活用しているのは、カゴと壁。このふたつを使いこなして、すっきり、しかもおしゃれに家を保っています。「カゴは置く場所によってフタや持ち手のあり、なしも考えます。ラタン、ブリ材、竹…と自然素材のものを活用すれば、不思議と見た目がまとまるのもカゴの魅力。見える場所に置くカゴは、白樺など、使うにつれて味が出る素材を選んでいます」。そんな澤井さんが実践している収納&インテリアのアイデアを見せていただきました。ワークスペースをいつもすっきりと!すぐに仕事にとりかかれる!


キッチン横のワークスペース。キッチンから丸見えなので、カゴ使いで机の上も下もすっきりと片づけています。いつも整えておけば、隙間時間を利用して、さっと仕事に取りかかることもできます。壁の装飾は、気分に合わせてチェンジ。●持ち手つきカゴにカバンの中身を出して毎回リセット


こちらはデスク上の持ち手つきのカゴ。帰宅したら、カバンの中身をデスク上のカゴに全部入れて、カバンの中をリセットするのが澤井さんの毎日の習慣。「カバンから出すときに不要なものを処分するので、いつもカバンの中も机の上もきれいに保てます。この習慣で、忘れ物も減りました」。●パソコンの用紙類は仕切りつきのカゴで分けて収納


ワークスペースのデスクの脚元にカゴを床置き。じつは仕切りもついています。見た目がいいので、床に置いてもインテリアの一部のように見えるすぐれもので、プリント用紙やパソコンの説明書はこちらへ。「デスクで作業をしていないときは、カゴのサイズに合わせて手づくりした目隠し布をかぶせて、中が見えないようにしています」。●パソコンやプリンターのコードもカゴで隠す


こちらは、先の仕切りつきのカゴがあるのとは反対側。ラタンバスケットに、パソコンのコードやルーターなどインテリアになじまない電化製品をいれて隠しています。「デスク下のコンセントに近い場所に置いておけば、配線もほとんど見えず気になりません」。夫婦のウォークインクローゼットをカゴとフックで使いやすく!


夫婦用のウォークインクローゼットでは、上の棚と洋服下のあきスペースでカゴを活用しています。●収納用品のストックはフタつきカゴに入れて天袋へ


100円のプラスチックケースなど、すぐに出番のない収納用品のストックはカゴに入れて天袋へ。「軽いものばかりなので、上に置いても大丈夫。ホコリがつきやすいクローゼットでも、フタつきカゴなら気になりません」。●クリーニングやフリマに出す衣類はとりあえずカゴへ


待機中の衣類は、ささっとたたんでカゴに入れ、ざっくり収納。「衣類が引っかからないようやわらかい素材のカゴを選びました。とりあえず入れておき、出すときにあらためて整理すればOK」。●5連フックを壁の上下に取りつけ大容量のバッグかけに


イケアの5連フックをつけてクローゼットの壁もフル活用。「上下に2つ取りつけるだけで、クローゼット内の狭い壁も大容量の収納スペースに。10個以上のバッグをかけられます」。バッグが一覧できるので、取り出しやすさはもちろん、コーディネートもしやすくなります。手を抜きがちな玄関や階段も温かみのある演出を

玄関は人を招く場所。長い時間を過ごさないからと、手を抜くのはNGです。澤井さんのお宅では、訪れた人が思わずほほえんでしまうような仕掛けがちらほら。階段にも、心を和ませるような演出が待っています。●鍵などは玄関の取りやすい場所に


玄関横に小さなスツールとカゴを置いて、家やクルマの鍵の定位置に。「ここならすぐ手に取れるし、夫や子どももわかりやすいです。もともと黒だったスツールを、黄色に塗ったことでカゴとの相性がバッチリに」。●狭い玄関スペースも壁面ですっきりディスプレー


ゲタ箱の上にアルミの飾り棚を設置し、北欧のオブジェをディスプレー。「白とグレーの無機質な空間にあたたかみを加えたくて、飾りは木の素材を中心にセレクト。壁を有効に使うと、狭い場所でも圧迫感を出さずにインテリアが楽しめるのがいいですね」。●子どもの作品を壁に飾りつつ収納


階段ホールの壁に飾っているのは、息子と娘が毎年クリスマスに幼稚園でつくっていた七宝焼きの作品。「額をつけて飾ると立派に見えますよね(笑)。収納場所を取らないし、壁のアクセントにもなります」。

●教えてくれた人
【澤井奈緒さん】
4LDKの一戸建てで家族4人で暮らす。第1回「ESSE収納&インテリア」グランプリ賞受賞者。収納好きが高じて整理収納アドバイザー1級を取得。ブログ「うつりゆく日々」を更新中

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>