19日、環球時報は、台湾民用航空局の飛行検査機に航空自衛隊が接近したと台湾当局が発表したことについて、台湾の一部ネットユーザーから「台湾は軟弱だ」との声が出たと報じている。資料写真。

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2017年10月19日、環球時報は、台湾民用航空局の飛行検査機に自衛隊機が接近したと台湾当局が発表したことについて、「わが国に対する対応と異なり、日本をかばっている」と批判した。

台湾メディアによると、11日、台湾・民用航空局の飛行検査機が尖閣諸島上空の台北飛行情報区と日本の防空識別圏の重複空域を飛行中に、自衛隊の戦闘機2機が状況確認のために接近していたことがわかった。

これについて国民党の費鴻泰(フェイ・ホンタイ)立法委員は「蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は日台友好を掲げているが、日本の戦闘機が公然とわれわれの防空識別圏に入るという非友好的な動きを見せたが、外交部は抗議の声をあげようともしない。そして、わが空軍の飛行機はいったいどこにいるのか」と糾弾した。

これに対して台湾国防部の陳中吉(チェン・ジョンジー)報道官は、「自衛隊機は台湾の防空識別圏に進入してはいない。遭遇したのは民用航空局の飛行機であり、われわれの管轄ではない」とコメント。民用航空局は「台湾の飛行情報区の東端は東経124度、日本の防空識別圏の西端は東経123度。飛行検査機はこの重複エリアを飛行していた。自衛隊機が発進したのは飛行機の身元を確認し、日本領空に入らないよう注意するためであり、検査機がすでに台湾に戻る途中であったため、自衛隊機はすぐにその場を飛び去った。双方に衝突は発生していない」と説明している。

記事は、中国が先日「中国軍爆撃機の飛行を台湾軍戦闘機が妨害した」とする動画を公開したことを念頭に、「中国の戦闘機が台湾海峡を飛行した時の反応とは異なり、今回台湾は軍から民用航空局まで日本をかばい立てている」と批判。台湾のネットユーザーのものとして「中国の戦闘機と遭遇した台湾軍はけんか腰だったのに、自衛隊機だととたんに軟弱になる。真っ先にやるのは、日本側の行動をひたすら許し弁護すること。まさか、これも台湾が日本から保護を受けている見返りだとでも言うのか」というコメントを選んで伝えている。(翻訳・編集/川尻)