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共働きが主流の今、夫婦の家事分担は必須。...ところがパナソニックが行ったアンケート調査の結果、ほとんどの家事を妻が行っている家庭が多いことがわかりました。

では、働きながら家事を行うことについて妻はどう感じているのでしょうか。アンケート調査結果をもとに、共働き家庭の家事分担の実態、妻と夫の家事に対する認識を詳しくみていきましょう。

共働き妻が最も負担なのは「平日の夕食作り」

調査は2017年4月、30〜40代の既婚男女2742人を対象に行われたもの。まず23種類の家事項目をあげて平日の家事分担について質問したところ、共働き家庭でも専業主婦家庭でも、家事は妻が行うことが圧倒的に多くなっていました。

その中で最も負担に感じる家事を妻に聞くと「夕食の用意」(54.9%)と「夕食後の後片付け」(54.1%)が特に目立つ結果に。

やはり働きながらの家事は妻の大きな負担になっているようですが、そのことを夫はどう思っているのでしょうか。

共働き家庭の妻の約6割が「家事に疲れている」と回答しているのに対し、妻が家事に疲れていると認識している夫は4割程度です。夫は「妻はまだ大丈夫そう」だと都合よく捉え、「家事も任せよう」と甘えている傾向がうかがえました。

共働きの妻が頼るべきは...

家事における妻の負担の大きさが浮き彫りになりましたが、妻たちは家事分担を半々にしたい、と思っているわけではないようです。

妻に対し、自分と夫との家事負担の割合について実態と理想を聞いてみたところ、実態は妻:夫=80.0:20.0。理想は妻:夫=66.6:33.4となり、夫に対して望む家事負担は今より13.4ポイント増と、ほんの1割程度の負担であることがわかりました。日頃の家事を負担に感じながらも、夫に多くを求めているわけではないのですね。

一方、巷では出来合いのお惣菜から有料の家事代行まで、家事負担を軽減するさまざまなサービスが登場しています。その中でも特に妻が利用したいと考えているのが「家事を助けてくれる家電」(34.5%)でした。

具体的にどんな家電が欲しいのかを聞いてみると、「食洗機(食器洗い乾燥機)」(52.5%)、「ロボット掃除機」(48.7%)、「炊飯器」(45.7%)、「洗濯乾燥機」(43.6%)、「スチームオーブンレンジ」(42.3%)という順に。

炊飯器やスチームオーブンレンジなどの調理家電は、特に妻が最も負担に感じている「平日の夕食作り」の負担軽減につながりそうです。週末にまとめて買い物やご飯を作り置きして、便利な調理家電があれば、少しは家事が楽になるはず。

共働きで平日も家事を頑張っているみなさん、あまり頑張りすぎず家電をうまく活用して「家事シェア」を実践するのもいいかもしれませんね。