クリソン

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フランス語で「アントルメグラッセ」と呼ばれるアイスケーキの専門店として表参道にオープンして以来、大人気の「GLACIEL」。定番人気品の中に、ハリネズミの姿をした「エリソンHerisson」というアントルメグラッセがあります。考案した本間友梨シェフは、フランスの「フレッソン」やルクセンブルクの「オーバーワイス」といった有名店で修業した方で、ヨーロッパで幸運のシンボルと言われるハリネズミを可愛らしいアイスケーキ仕立てにしたそう。

2017年秋、その「エリソン」に、旬の栗を加えた期間限定の新商品が登場しました。トゲトゲというよりも、チョコレートのアイスクリームを、ぽってりした丸い形を積み上げるように絞った背中は、ちょうど栗のようなイメージです。中には、カシスのコンフィチュールをマーブル状に絡めた栗のアイスクリーム入り。それをさらにマロンのシャーベットで覆って、栗の味に寄り添うよう、あまり強く主張しすぎないチョコレートアイスクリームで全体を包んでいます。ハリネズミの表情も一つずつ手作りで生き生きとしていて、キラキラした瞳や、ぽっと頬を染めてはにかんだような表情も愛らしく、落ち葉の飾りをまとっているのもお洒落ですね。

実は、こちらに使われている熊本産の栗は、私も本間シェフと共に、産地へ視察に伺ったので、特に思い入れのある素材です。2016年の秋、熊本県南の山江村という場所に行き、栗畑や収穫した栗を大きさや種類別に分ける選果場を見せていただきました。熊本は、日本全国でも有数の栗の産地ですが、私の母が熊本生まれということもあって、熊本の栗を評価していただけるのも嬉しいことでした。

マロンの甘みにカシスの酸味を合わせるというのは、パリのパティスリーなどでもおなじみの、最近のフランス菓子のトレンドの一つです。ですが、ヨーロッパ産の栗を使ったものと、日本の和栗を使ったものでは、風味や香りが大きく変わります。和栗はやはり、繊細な香りが特徴。海外産のマロンクリームやペーストだと、バニラなど他のフレーバーが強いこともあり、洋酒などと合わせて新たな味が引き出されますが、和栗の場合、栗そのものの香りがストレートに楽しめます。特に、外側の一層を包む、他の素材を加えていないシンプルな和栗のシャーベットが、和菓子の栗きんとんを思わせる濃い栗の香りを、より後押ししてくれています。

お子様のお誕生日やアニバーサリーのケーキとして、喜ばれること間違いなし!アイスケーキは、配送だと持ち運びも楽なので、お取り寄せにぴったりですね。美味しい栗素材の手に入る、来年の2月頃までの販売予定ということですが、秋のうちにぜひ一度、召し上がっていただきたい一台です。

商品名:クリソン

販売:小樽洋菓子舗ルタオ

文:お取り寄せの達人:平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)