決勝ゴールを決めて自軍ベンチへと駆け寄ったR・シルバ。「とにかく走りたいという気持ちでした」と喜びを爆発させた。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[ACL準決勝 第2戦]浦和 1-0 上海上港/10月18日/埼玉

 その値千金の一撃に母国メディアも手放しで賛辞を贈る。10月18日に行なわれたアジアチャンピオンズ・リーグ(ACL)の準決勝セカンドレグで、上海上港を下す決勝ゴールを決めた浦和レッズのラファエル・シルバのことだ。
 
 開始間もない11分にその時はやってきた。CKのチャンスで柏木陽介が蹴り込んだ高精度のボールを、R・シルバがヘディングで合わせてゴールネットを揺らしたのだ。結局、この虎の子の1点を守り切った浦和はアジア制覇を成し遂げた2007年以来、10年ぶりにACL決勝へと駒を進めた。
 
 遠く離れた東洋の島国でヒーローとなったブラジリアンの活躍についてブラジル紙『DIARIO DO GRANDE ABC』は、「ラファエル・シルバが浦和をACL決勝へ導く」と伝えた。
 
 まず、浦和がフッキ、オスカール、エウケソンのブラジル人スターが在籍する上海上港から凱歌を上げたことを伝えた同紙は、「ラファエル・シルバのゴールのおかげだ」と、その勝利においてR・シルバが重要な役割を担ったことを大きく報じた。
 
 さらに同紙はR・シルバの母国キャリアについても触れ、「ラファエル・シルバは元々コリンチャンスで育ち、2012年にコリチーバでプロキャリアをスタートさせていた。その後、スイスでのプレーを経て日本へと渡り、アジアの舞台で浦和を救う英雄となった」と書き綴った。
 
 また、ブラジルの有力メディア『Globo』も、R・シルバの活躍ぶりを報じている。同メディアは、「日本の浦和がフッキのチームを撃破」と見出しを打ち、「フッキ、オスカール、エウケソンを擁する上海上港の夢は、水曜の夜に日本で潰えた。元コリチーバのラファエル・シルバがゴールによってだ」と、値千金の決勝ゴールを称えた。
 
 試合後には、「今は上手く説明できないですね。(上海上港には)試合を決められる個の力があると思います。ただ、チームとして働ければ上回れます。それが僕らです」と胸を張ったR・シルバ。そんなブラジル人FWは、決勝の舞台でも輝けるだろうか?
 
 なお、サウジアラビアの強豪アル・ヒラルとのACLファイナルは、11月18日と25日に行なわれる。

【ACL 浦和1-0上海 PHOTO】R・シルバの決勝ヘッドで浦和が10年ぶりのACL決勝進出