Wi-Fi中継器ってホントに使えるの? 格安スマホ時代に必須な家庭内Wi-Fiを改善する

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最近は、格安SIMだけでなく、MNO(NTTドコモやソフトバンクなどの移動体通信事業者)でも最小プランで利用している人が多くなってきている。
こうした通信量を抑えたプランは、通信料金を安く抑えることができる反面、モバイル通信だけではすぐに通信制限に達してしまうというデメリットがある。

そのため、自宅ではモバイル通信を使用しないで済む家庭内無線LAN(Wi-Fi)環境が必須となってきた。

というのも、家庭にWi-Fi環境がない場合、5GB〜10GBなどといった利用量になってしまうこともあるからだ。

特にアプリやOSのアップデートや動画の視聴、テザリングなどの利用ではかなりの通信量を消費してしまう。アプリのアップデートは「Wi-Fi接続時のみ自動アップデート」という設定も可能なので、家庭内にWi-Fi環境があれば、モバイル通信の利用量を節約することができる。

家庭内でWi-Fiを使えば、通信料金も節約でき、高速通信を安定して使える。
しかし、家庭内でのWi-Fiにも弱点はある。

家庭内のWi-Fiでは、家の構造や間取りによっては電波が弱くなる場所ができてしまことだ。

無線LANルーターと使う場所が、
・部屋が離れている
・壁など障害物がある
・1階と2階など、高低差がある
などという場合、電波が安定して届かない場合がある。
せっかくWi-Fi環境を構築しても、これでは逆にストレスがたまってしまう。

こうした状況を解決するために有効とされているのが「Wi-Fi中継器」だ。

筆者の場合、自宅では問題がないが、帰省する実家で光回線のWi-Fiが、自分の部屋に届きにくい状況が発生していた。
パソコンは一旦スリープになると電波が途切れてしまい、再起動しないとつながらない。
スマホの場合も、Wi-Fiの電波を拾えず、4Gなどで通信していることも多かった。
これでは、データ容量がどんどん減っていってしまう。

親機のルーターは1階に設置されており、自分の部屋は2階の階段から少し曲がったところにあることがで、電波が安定して受信できないためだ。

そこで、「Wi-Fi中継器」なるものを設置してみようと思い立ったのだ。

結論から言うと、
「Wi-Fi中継器を実際に使ってみたら『超快適』だった!」

Wi-Fi中継器は、おおよそ3,000円程度から購入できる。
筆者が購入したものは、BUFFALOの「WEX-733D」という機種。


BUFFALO「WEX-733D」(Amazonで3,450円)


コンセントに直挿しするタイプで、上のポートをふさぐこともない。

親機(Wi-Fiルーター)がWPSに対応していれば、設置は非常に簡単だ。
筆者が購入した機器の設定手順をざっくり紹介しよう。ほかの機器でも手順の大筋は変わらないはずだ。
まず、接続設定は親機の近くで行う。

1.説明書の指示に従って中継器のWPSボタンを押し、続いて親機のWPSボタンを押す。
 * 親機がNEC Atermの場合、「らくらくスタートボタン」がWPSのことと考えてよい
2.接続が完了するまでしばらく待つ
3.2.4GHzランプまたは5GHzランプが点灯していれば接続成功

ここまでの作業を親機の近くで行い、この後は

1.電源をオフにしてコンセントから抜く
2.設置したい場所のコンセントに挿し込んで電源をオンにする

以上で設定は終了だ。
パソコンやスマホで電波の届き具合を確認してみよう。
うまく電波を拾わない場合は、別の位置にあるコンセントで試してもよいだろう。

Wi-Fi環境がすでに構築されていることを前提とすると、あと設置に必要なものは、中継器本体とコンセントのみ。
筆者の場合、階段を上がったすぐの廊下にコンセントがなかったため、自室のコンセントに挿してみたが、問題なく強い電波が届くようになった。

3,000円程度でWi-Fi接続の不安定というストレスから解放され、これだけ快適になるなら、かなりコストパフォーマンスがよい。

自宅で動画配信やネットゲームなどで時々電波が途切れてしまうといった現象があるなら、Wi-Fi受信が不安定になっているのかもしれない。そんなときにも、試してみる価値はあるだろう。

ただし、「Wi-Fi中継器」が万能なわけではないことは留意してほしい。
筆者(木造2階建て)の導入事例では効果があったが、家の間取りや何階建てかなど、使用する家の構造によっては電波状況の改善には差があるからだ。


内藤由美