「宵越しの緑茶は飲んではいけない」という言葉は聞いたことがありませんか?カテキンが含まれていて殺菌作用に恵まれている緑茶ですが、一晩放置された茶葉で淹れたお茶を飲むと身体に悪影響を及ぼしてしまうのです。この記事では、宵越しの緑茶を飲んではいけない理由と、飲んだらどのような影響が出るのかについてご説明します。

宵越しの緑茶を飲んではいけない理由

「宵越し緑茶」というのは、一度お茶を淹れてから一晩たった茶葉で淹れた緑茶のことを言います。例えば前日にお茶を淹れた緑茶の茶葉を放置し、翌日にまたその茶葉でお茶を淹れる…というのがそうですね。緑茶にはカテキンが含まれていることで有名ですが、あのカテキンは本来茶葉に含まれていたものが、お湯や水に溶けだしたものなのです。つまり茶葉でお茶を淹れたとき、茶葉からお茶にカテキンが移動しているということ。お茶を淹れた後の茶葉に含まれているカテキンは減っています。カテキンの減った茶葉を放置していると、茶葉に残っているタンパク質のみが酸化して腐敗していきます。そんな腐った茶葉で淹れたお茶は、当然ですが身体に良くありませんよね。お茶を淹れてカテキンを失った茶葉は腐りやすくなるため、宵越しの茶葉で緑茶を淹れてはいけないのです。

宵越し緑茶を飲むとどうなる?

腐った茶葉で淹れた「宵越し緑茶」は、飲むと身体に悪影響を及ぼします。よく見られる症状は、下痢や腹痛、吐き気ですね。消化不良を起こして食中毒になってしまうのです。特に胃腸の弱い人が飲むと、症状は深刻になります。もちろん本来の緑茶が持つカテキンによる作用は得られませんし、味だって劣化してあまりおいしくは感じません。

水出しの緑茶は一晩ならOK

茶葉を水につけてゆっくりとお茶を出す「水出し」という方法がありますよね。茶葉に含まれるカテキンは熱いお湯で急速に溶けだしていきますが、水なら溶け出すスピードもゆるやかです。そのため、水出しの緑茶であれば茶葉を一晩水につけていてもOKです。急激に茶葉が酸化する心配もありません。ただし水出しの緑茶でも、ほどよくお茶に色が出たらその茶葉は使わないようにしましょう。水出しでもお湯だしでも、放置すれば茶葉は酸化して腐敗します。一度水やお湯につけて長時間放置した茶葉はもう捨てて、新しい茶葉でお茶を淹れるようにしましょう。茶葉は新鮮な方が味も効果も抜群ですよ。


writer:さじや