左から西野岳人、鬼澤瑛菜、DHLジャパン平瀬敏行シニアマネージャー

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 鬼澤瑛菜と西野岳人のデュオによるブランド「ファイブノット(5-knot)」が、第13回「DHL デザイナーアワード」を受賞した。高い創造性と技術を備え、今後世界での活躍が期待される新進気鋭のファッションデザイナーに贈られる賞で、「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/S」に参加するブランドの中から選出された。
 鬼澤と西野は文化服装学院卒業後、日本の大手企業でデザイナーのキャリアを積み、フリーランスデザイナーを経て2013年秋冬シーズンからファイブノットを始動した。「旅と Vintage」をテーマに、さまざまな国を旅して出会った風景や街並み、文化、そこにあるビンテージアイテムからインスピレーションを得てデザインしたコレクションを発表している。
 2回目の公式参加となる東京ファッションウイークの4日目に発表した2018年春夏コレクションでは、ポルトガルの海沿いの街、ナザレに旅した時の海風になびくカラフルな洗濯物やタイルなどに着想。ポルトガルの手書きのタイル「アズレージョ」や、植物のモチーフを建築に取り入れる「マヌエル様式」からインスピレーションを得た手書きプリント、ギンガムチェック柄、アクセントとしてソックスやパンツに採用した蛍光色のストレッチエナメル素材など色鮮やかなコレクションに仕上げ、軽やかな素材や紐使いで海風が通り抜けるイメージが表現された。
 ファイブノットは現在、ハワイやカナダ、中国など10〜15アカウントの取引先があり、特に中国・上海のビジネスが好調。受賞に際し、西野は「これからもクリエーションとビジネスを結びつけるため全力でやっていきたい」と展望を語った。今後は海外での取引先の拡大を図り、韓国、台湾、東南アジア、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ地域に進出したい考え。受賞に伴い、DHLからトロフィーと総額50万円相当の海外発送クレジットが贈られた。
 「DHL デザイナーアワード」は、オフィシャルロジスティクスパートナーを務めるDHLジャパンが日本の才能を世界へ送り出すことを目的に2011年に創設したアワード。過去には「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」や「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」「ウジョー(Ujoh)」「キディル(KIDILL)」「プラスチックトーキョー(PLASTICTOKYO)」「サルバム(sulvam)」「ディスカバード(DISCOVERED)」などが選出されている。