ヤンキースの田中将大【写真:Getty Images】

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7回無失点の好投でPS2勝目…球団も公式ツイッターで「タナカ・タイム!!」と速報

 米大リーグのア・リーグ優勝決定シリーズは18日(日本時間19日)、ヤンキースの田中将大投手がアストロズとの第5戦に先発。7回3安打8奪三振無失点でポストシーズン2勝目。5回の1死一、二塁の場面では、連続三振を奪ってピンチをしのぐと、マウンド上で雄叫びを上げた。チームを勝利に導く快投を見せた背番号19に対し、ファンから「マサヒロは私の英雄」「ニューヨークのエース。そして、MLBのエースだ!」「侍がアメリカを掴んだ」と熱狂の嵐が起こっている。

 アストロズのエース左腕ダラス・カイケルに投げ勝った。

 2-0で迎えた5回1死一、二塁。田中のギアが上がった。ジョージ・スプリンガーを外角の速球で見逃し三振に打ち取ると、続くジョシュ・レディックも切れ味鋭いスプリットで空振り三振。ピンチを切り抜けるとマウンド上で何度も吼えた。

 6回、7回は三者凡退に打ち取り、7回3安打8奪三振無失点と役割を全うした。チームも強打のアストロズに対して5-0と完封勝利を飾り、田中はポストシーズン2勝目をマーク。チームにワールドシリーズ進出王手をもたらした。

 ヤンキースも公式ツイッターで「タナカ・タイム!!」「今夜のHiro(ヒーロー)」と速報するほどの快走を見せた右腕に対し、ファンから絶賛の声が続出している。

「タナカVSダルビッシュへ」、日本人ワールドシリーズ対決を望む声も浮上

「ニューヨークのエース。そして、MLBのエースだ!」
「マサヒロは私の英雄」
「ヒーロー田中の衝撃的なパフォーマンス」
「侍がアメリカを掴んだ」
「田中はイカしたレジェンドだ!」
「なんてビーストなんだ」
「素晴らしい投球だマサヒロ…アンビリーバブル!」
「君のボールの描く軌道は美しい」

 球団公式ツイッターの返信欄には、このように賛辞が相次ぎ、雄叫びを上げるなど熱投を見せた田中に対して、「今まで見てきた中で最も感情表現を爆発させた田中だった」と闘志を前面に押し出した姿を評価する声も。一方で、「タナカVSダルビッシュへ…!」「ドジャースに土をつけられる唯一の存在」とヤンキース対ドジャースの日本人ワールドシリーズ対決を望む声まで上がっていた。

 今季ポストシーズンにワイルドカードとして出場したヤンキースは、地区シリーズを2連敗からの3連勝で勝ち抜け、リーグ優勝決定シリーズも2連敗からの3連勝でワールドシリーズ進出に王手。敵地に乗り込む残り2戦は仲間に託すことになるが、勝負強い戦いを見せるチームで田中はひと際輝いている。