いつの間にか「家庭のイニシアチブを取っている妻」が使っている言い回し5選

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多くの人は、家族に頼みごとやお願い、アドバイスなどをしたとき、こちらの言うことを聞いてくれないと、『強さ』や『頻度』を上げて伝えようとします。

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「早くしてよ!」と怒鳴ったり、何回も同じことを言ったり、「何度同じことを言わせるのよ!」とまくし立てたり…。

あなたも心当たりがありませんか?これでは、相手の反発心や反抗心を招くだけ。そして、お互いに嫌な思いを残すことになります。

一度同じことを言って伝わらないなら、それは“言い回し”を考える必要があるということです。家庭のイニシアチブ(主導権)を取っているママは、言い回しがとても豊富です。

今日は、いつの間にか家庭のイニシアチブを取っている妻の言い回しを、実例を交えてお伝えします。

1.夫や子どもに不満や反抗心を抱かせる妻の言い回し3選

まずは、多くのママがやりがちな代表的な言い回しを3つお伝えします。

「〜して(しなさい)」(命令・指示)

夫や子どもになにかしてほしいことがあるとき、「ゴミ出してきて」「さっさと片付けなさい」と、このような伝え方をする人はとても多いです。これらの伝え方は、相手にとっては、「命令されている」「指示されている」感がとても強く、反発心や反抗心を抱かせてしまいます。

ちなみに、このような伝え方を、「(あなたは)〜しなさい」と、主語が“あなた”になっていることから、『ユーメッセージ』と言います。

「〜するべきよ」「絶対に〜したほうがいいわよ」(断定)

夫や子どもの欠点や短所というのは、嫌というほど目に付くもの。そんな欠点や短所が垣間見える場面に遭遇したとき、「〜するべきよ」「絶対こうしたほうが良いわよ」と言いたくなるかもしれません。しかし、このような断定的な表現も、相手に反発心を抱かせます。

夫や子どもに良くなってもらいたくて言ったことなのに、「余計なお世話だよ!」「なにも分かってないくせに!」と言われてしまい、裏目に出てしまうことになります。

「あなたは間違っている」「そんなんじゃ全然ダメよ」(否定)

夫や子どもの話を聞いていて、「そんなんじゃダメ」「あなたは間違っている」と否定したくなるときもあるでしょう。このような否定表現は、思いやりがなく、相手を見下した表現です。

いくらあなたの言うことが正しく的を射ていたとしても、これでは相手に響きません。自分を真っ向から否定されて、「そうだな、自分が間違っていた!今度はこうしよう!」と思える人は、ほぼいないことを覚えておきましょう。

2.いつの間にか家庭のイニシアチブを取っている妻の言い回し5選

ここからは、心理学に基づいた、家庭のイニシアチブを取っている妻が使っている言い回しをお伝えします。

1.アイメッセージ

アイメッセージとは、「(私は)〜してくれたら嬉しいんだけど」という伝え方です。

アイメッセージは、“わたし”が主語になっているメッセージ。「(あなたは)〜して(しなさい)」というユーメッセージと違い、あくまで「私はこう思う」「私はこうしてくれたら嬉しい(助かる)」と伝えているだけなので、伝えられた相手は、命令や指示されているとは感じません。

なので、抵抗感なく、すんなり受け入れてもらえるというわけです。

(例)「(あなたは)ゴミ出してきて」⇒「(私は)ゴミ出してきてくれたら助かるんだけど」

「(あなたは)さっさと片付けなさい」⇒「(私は)早く片付けてくれると嬉しいなあ」

2.団結・協力

人は、ひとりでなにかをするより、集団や誰かと団結・協力してなにかに取り組むほうが、はるかにやる気を発揮します。

これは、小さな子どもにしても同じです。その心理を利用して、してほしいことを伝えてみましょう。

(例)「メタボ体型になってきたんだから、ちょっとはダイエットしたら?」⇒「私も最近ちょっと体型が気になってきたから、一緒にダイエットがんばりましょう!」

「字の練習(宿題)、もっとがんばりなさい」⇒「ママも字がうまく書けるように練習するから、一緒にがんばろうか」

3.推量表現

推量表現とは、「〜かもしれない」という伝え方です。推量表現は、一見頼りないように思いますが、押し付け感がまったくがないので、「〜すべきよ」「(絶対)〜したほうがいいわよ」という押しつけの強い断定的な表現より、抵抗感が少なく、相手の潜在意識に入り込みやすいのです。

(例)「あなたは仕事がいっぱいになったらストレス溜まって体調悪くなるんだから、もうこれ以上は仕事を断るべきよ」⇒「もうこれ以上は、仕事を断ったほうが、精神的にも体にいいかもしれないわね」

「この字は、こう書いたほうが絶対キレイよ」⇒「この字は、こう書いたほうが、キレイかもしれないね」

4.Yes,and法

人の話は、たとえどれだけ「間違っている」、「自分の考えとは違う」と思っても、まずはいったん「そうだね」「なるほどね」と、“Yes”で受け取ることが基本です。反論や意見があるときは、受け取ったその後に述べます。

このとき、「でも」や「だけど」など逆説の接続詞を使うと、自分の考えを受け取ってもらえてスッキリしている相手の心に、また抵抗感を生むことになり、台無しになります。

反論や意見は、「それで〜」「そういえば〜」「あえて言うとすると〜」など、“And"の接続詞で伝えるようにするだけで、相手の受ける印象はまったく違ってきます。

(例)「それはあなたが間違ってるわよ」⇒「そうなんだ、そういう考えなんだね。それで、私はこう思うんだけどね…」

「そんなんじゃ全然ダメよ」⇒「なるほどね。そういうやり方もあるんだね。あえて言うとすると、この部分は、こうしたほうが良いんじゃないかな」

5.引用

引用とは、第三者の意見や自分の経験を利用して、相手にしてもらいたいことを暗に伝える方法です。

「(私ではなくあの人が)こう言っていた」と言われると、信ぴょう性や説得力が増すもの。この場合の第三者は、周りに実在する人物だけでなく、テレビや本の引用でも効果的です。子どもに伝える場合は、自分の成功談や失敗談なども使えます。

(例)「トイレの便座を下げないと、金運が悪くなるわよ」⇒「トイレの便座を下げないと、金運が悪くなるって、テレビで○○さんが言ってたわよ」

「歯はきちんと磨かないとダメよ」⇒「ママね、子どものころ、虫歯ができて、歯医者さんで治してもらったの。すごく痛かった。でも、ちゃんと歯を磨くようにしたら、虫歯が無くなったよ」

まとめ

家族に対して『命令・断定・否定』のコミュニケーションが多いというママは、これからは今日お伝えした言い回しも使ってみてくださいね。コミュニケーションは、伝え方を変えることで、相手の反応も変わります。