ナチス・ドイツの強制収容所で死亡したユダヤ人少女、アンネ・フランク(撮影日不明)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米国のインターネット通販サイトで、ナチス・ドイツ(Nazi)の強制収容所で死亡したユダヤ人少女、アンネ・フランク(Anne Frank)の服を模したハロウィーン用衣装が販売されていたことが判明、物議を醸したため、これまでにサイト運営数社がこの商品の販売を取りやめた。

 衣装は前ボタンの青い服と緑のベレー帽のセット。広告では、25ドル(約2800円、送料別)で「ハロウィーンにあなたのお子さんが第2次世界大戦(World War II)のヒロインを演じられます」とうたっていた。

 広告は衣装について1930〜1940年代の少女の代表的ファッションだと解説し、茶色い髪の毛の女の子が笑顔で腰に手を当てている写真も添えられていた。

 反ユダヤ主義を監視する団体「名誉毀損(きそん)防止同盟(Anti-Defamation League)」はこの衣装の販売に反発。

「世界中で反ユダヤ主義が高まる中、アマゾン(Amazon.com)で『第2次世界大戦の避難民の衣装』として、また他のオンライン店舗で『アンネ・フランクの衣装』として販売されていた衣装は、ホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)の生存者とその家族に対する配慮に全く欠けている」と批判した。

 衣装の販売が物議を醸したことからネット通販数社が掲載を削除し、少なくとも1社が謝罪を表明した。
【翻訳編集】AFPBB News