26日にオープンする「デリマーケット」のイメージ(東武百貨店発表資料より)

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 東武百貨店は16日、東京都豊島区の池袋本店南側地下1階8〜11番地エリア全面改装に伴う今後のスケジュールを明らかにした。19日にこだわりのおやつが満載の「スイーツマーケット」がニューオープンするのを皮切りに、11月まで飲食関係の新店舗出店が続く。池袋では東武と西武のデパ地下が激しい顧客争奪戦を繰り広げてきたが、東武は新規出店で一気に巻き返しを図る構えだ。

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 今回の全面改装は「自由に選べて、過ごせる食の空間」をテーマに、4つのエリアに分けており、2つのカフェ、5つのイートインを含む合計27店が出店する。東京エリア初、百貨店初となる店舗が目立つほか、大半を池袋エリア初の店舗が占めている。食品売り場の面積も従来の480平方メートルから1,100平方メートルに拡大された。

 今後のスケジュールは19日に「スイーツマーケット」のニューオープンと、「酒マーケット」の和洋酒売り場が新装オープンするのをはじめ、25日に「酒マーケット」のワインショップ・エノテカが新装オープン、26日にお弁当、総菜などが充実した「デリマーケット」、11月2日に「酒マーケット」の嗜好品コーナーがそれぞれニューオープンする。

 今回の全面改装は食品売り場増設の第1弾。既に9月から焼きたてパンを食べられるお祭り広場の「ベーカリーテラス」がオープンしており、当初予想を上回る売れ行きだという。東武は地下1階の全面改装で前年比260%の売り上げを目標に掲げている。2018年秋には地下2階の8〜11番地エリアが全面改装される予定。

 池袋は西口の東武と東口の西武による顧客争奪戦が長く続き、日本有数のデパート激戦区とされてきた。近年はひと足早く改装に踏み切った西武が年間売上高などで優勢に立っていたが、東武は首都圏最大級の食品売り場を持つ強みを生かし、巻き返しを図っていた。天候や訪日外国人観光客の動向に左右される他の売り場と異なり、デパ地下の食品売り場は長く好調が続いているため、今回の食品売り場改修で東武が攻勢に転じたとみられている。