au版 Xperia XZ1を一足お先にミニレビュー、基本性能のアップに加えて薄型化を実現した万能型
auは11日、ソニーモバイルの新フラグシップスマートフォンとなる「Xperia XZ1」を11月中旬より発売することを発表しました。

Xperia Xシリーズの第4世代となる「Xperia XZ1」は、5.2インチのフルHD(1080×1920ドット)IPSディスプレイを搭載し、QualcommのSnapdragon 835プロセッサ、4GBのメモリや64GBの内蔵ストレージなどを備えたフラグシップ仕様となっています。また、IP5X/IPX8等級の防水や、IP6X等級の防塵機能を備えており、au版では、4x4 MIMOと256QAMを組み合わせることによって最大708Mbps(理論値)での高速通信が可能。

au版Xperia XZ1は、11月中旬の発売予定となっていますが一足早くお借りすることができましたので、ファーストインプレッションをお届けします。なお、カラーバリエーションはブラック・ウォームシルバー・ムーンリットブルー・ヴィーナスピンクの4色展開となり、試用したのはブラックとなります。


▲Xperia XZ1を持ってまず感じたのが、「薄い!軽い!」と言う驚きだった

▲表面ガラスの加工精度も良好で、スタイリッシュな外観に纏まっている印象

5.2インチフルHD解像度と、画面サイズや解像度の点ではごく一般的なXperia XZ1。持ってまず感じたのが薄い!そして軽い!の2つの驚きです。本体は側面及びに背面にアルミニウム素材を多様し、高級感さえ強く感じてしまう外観です。しかし、その見た目に反して156g(公称値)と意外にも負担にならない重さに収まっており、他の機種にはあまりない魅力の一つだと言えるでしょう。



軽さを感じさせるさらなる要因として7.4mm(カメラ部は8.1mm)と、薄く収まっている筐体デザインを採用したことが挙げられます。すなわち、Xperia XZ1は薄さと持ちやすさの両立によって、名実ともにユーザーに「軽い!」と思わせる要因を兼ね備えているというわけです。今までのXperiaシリーズは薄さや軽さという点での印象が薄かったゆえに、逆にこの見た目に対する軽さは強いインパクトを感じさせられます。


▲SIMトレイ及びmicroSDスロット周り。特有のアンテナラインが目を惹く
▲電源ボタン兼指紋認証センサは、引き続き側面に搭載されている

本体側面はアルミニウム素材を採用。全体として加工精度は良好で、表面のガラスパネルと合わせてまるで1枚の薄い金属板を持っているかのような持ち心地です。Xperia XZ1のデザインで特記しておきたいのは、独特なアンテナラインの形状です。

アルミニウムなどの金属筐体を採用する場合、多くの機種では通信性能の低下を抑えるために一部に樹脂素材を外部に露出させています。今までのXperiaシリーズや、iPhone7などの製品では、側面を貫くように一本のアンテナラインが配置されていましたが、Xperia XZ1では、側面中央でUターンして画面側にアンテナラインが戻ってくる独特な配置となっています。

このデザインについては好みが分かれそうなところですが、筆者個人的な考えで述べるのであれば、これは充分にアリな選択に感じます。カラーバリエーションによってもアンテナラインから受ける印象が異なる場合があるので、アンテナラインが気になる方は、予め実機を見てチェックしておくと良いでしょう。


▲充電端子にはUSB Type-Cを引き続き採用し、Quick Charge 3.0にも対応している

充電・通信用端子には、リムーバブル仕様となるUSB Type-Cを搭載。5Gbpsでの高速通信にも対応するため、対応ケーブルを用いて場合は、より早くデータを転送することができるのも嬉しいポイントです。Xperia XZ1でも、引き続きキャップレス防水仕様となっているため、キャップの取扱いに気をつける必要もありません。また、Qualcommの急速充電技術Quick Charge 3.0にも対応する為、対応充電器を使えば充電時間の短縮も可能です。


▲背面もアルミニウム素材を採用し、メタリックかつエレガントな外観に

背面も側面と同じくアルミニウム素材を採用。表面のガラス以外を同一の素材に統一していることもあって、ひんやりとした触感も試せるメタリックボディに仕上がっています。カメラは残念ながら約0.7mmほど飛び出てしまっていますが、本体もXperia XZs比で約0.7mm薄くなっていることを考えると及第点の様にも感じます。


▲Xperia XZsでは前面にあったNFCアンテナも背面中央に移動し、使いやすくなった

Xperia XZsと比較して、最も大きな変化の一つだと言えるのがNFC(Felica)アンテナの配置です。前機種Xperia XZsを筆頭に、Xperia Xシリーズの多くは前面に配置されています。これらの機種を実際に使うときには、手首を捻ってリーダーにかざす必要がありましたが、嬉しいことにXperia XZ1では背面中央へと配置が変更されています。これによって、スマートフォンを操作してる最中に決済する必要が出てきたとしても、スムーズに決済することが可能となるので利便性は更に増すでしょう。

▲悪天候下でもしっかりとした写り方をしてくれるのはありがたい

残念ながら、試用期間中に晴天に恵まれなかったのでカメラ性能については存分に試せていませんが、写真の通り、雨が降りしきる悪環境下であっても細部に至るまではっきり描画されていることを考えると、一般的な使い方であれば、何一つ不便することなく使える印象です。

なお、カメラ性能としてはシャッターを押す前の写真も自動で保存する「先読み撮影」や動体に追従して撮影を行う「オートフォーカス連写」に対応。オートフォーカス連写は、ソニーの「αシリーズ」の技術を応用したもので、秒間10コマの撮影を10秒間続けることが可能です。さらに、最大960fpsのスーパースローモーション撮影も可能になっているのも大きな特徴で、Xperia XZ1ではカメラアプリから4K動画の撮影モードを選択することが可能となりました。


▲出荷時からAndroid 8.0 Oreoを搭載している

OSには、まだ搭載例が少ないAndroid 8.0.0 Oreoを採用します。ハイレゾ再生には引き続き対応し、圧縮音源をハイレゾ相当の音質に加工する「DSEE HX」も搭載。Bluetoothは新たにVer 5.0に対応し、コーデックはLDACに加えてaptX HDにも対応します。対応ヘッドホンとの接続にaptX HDを用いた場合、最大48Hz/24bitのハイレゾ音源を伝送可能です。


▲気軽に3Dモデリングを楽しめる「3Dクリエイター」もグローバル版同様に搭載する

Xperia XZ1の機能の中でも異彩を放っていたのが、Xperia XZ1単体で3Dモデリングを行える「3Dクリエイター」。アプリケーションはカメラアプリとは独立していますが、人間はもちろんのこと、食品などの任意の物体を立体的にモデリングすることが可能です。日常的に使うかと言われると微妙な機能ですが、重要なもののスキャンや話題の種には持って来いな機能だと言えます。


▲見た目以上に変化が激しい新生Xperiaに期待大

Xperia XZsと比較すると薄くなったイメージが強い「Xperia XZ1」。側面や背面がアルミニウム素材で統一さえていることによって、まるで金属板を握っているかのような触感です。それでもって、薄型化によって156gの重さに収まっているのは正しく正統進化であると言えるでしょう。au版は、11月中旬の発売予定。これは、今から期待したいものです。