(写真提供=SPORTS KOREA)

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10月17日から放映が始まったフジテレビ系ドラマ『明日の約束』。その主題歌に起用されたのは、東方神起の新曲『Reboot』だ。

東方神起は10月13日には『ミュージックステーション』(テレビ朝日)にも出演。10月25日には復帰記念アルバム『FINE COLLECTION〜Begin Again〜』をリリースし、11月には海外アーティストとしては初となる全国5大ドームツアーを開催することも決定した。

約2年半の活動休止期間を経た“スーパーデュオ”が、いよいよ日本での活動を本格化すめたるに狼煙を上げたといえるだろう。

「井上真央のカムバック作」に注目のワケ

東方神起は、2015年7月にユンホが軍隊に入り、同年11月からはチャンミンが義務警察に。

兵役期間は芸能生活を中断していたが、今年4月にユンホが除隊し、8月にチャンミンが兵役を務め上げ、服務を終えた。

除隊現場に数千人のファンが駆けつけたことからも、彼らの人気が衰えていないことは証明されたが、それだけに日本での再始動には韓国メディアも注目している。

「“やはりKING”…東方神起、最高権威の“Mステ”で日本での活動再開」(『OSEN』)、「東方神起、日本5大ドームツアー新記録…2年ぶりの再始動は“成功”」(『Next Daily』)、「東方神起、東京での記者会見も盛況!“10月25日に日本でコレクションアルバム発売”」(『MBC芸能』)といった具合である。

特に今回、彼らの新曲がこの秋から放映開始となったドラマ主題歌に起用されたことは注目度が高く、前出の『OSEN』は「東方神起、日本でOSTを歌う…“花男”井上真央のカムバック作」と見出しを打って伝えている。

井上真央は韓国でもリメイクされたTBSドラマ『花より男子』のヒロインを務めいたことから韓国でも有名だが、その井上真央が主演を務める新ドラマの主題歌に抜擢されただけに、話題性も十分なのだろう。
(参考記事:韓国でリメイクされた日本のドラマを一挙紹介。最近はあのドラマまで!?

東方神起の所属事務所であるSMエンターテインメントも、彼らが日本での活動を本格化することによって、売上が増加すると期待している。複数の韓国メディアで報じられたところによると、SMエンターテインメントは、「今年下半期の売上は前年同期比7%増の1940億ウォン(約194億円)、営業利益は38%増の195億ウォン(約19億5000万円)に上るだろう」と展望しているという。

国際レコード連盟(IFPI)によれば、日本の音楽市場の規模はアメリカに次いで世界2位。対して韓国は8位にとどまっているため、東方神起が日本での活動に力を入れるのも当然だといえる。

東方神起は日本で活動すると儲かる!?

特に日本は “CD市場の日韓比較”でも明らかなように、音楽配信全盛の韓国に比べ、CDの利用率も高い。

配信よりも収益率が高いといわれるCDが売れることは大きな魅力だろう。

コンサートの規模も韓国とは段違いだ。

それは、日本には東京ドームや京セラドーム大阪などの5大ドームがあるのに対し、韓国では2015年に高尺スカイドームが国内で初めてオープンしたことを見てもわかる。1回のコンサートやツアーで集客できる数も、段違いなのである。

韓国メディアが撮り続けてきた東方神起の成長の記録でもよく写されているように、彼らには空港にまで出迎えるファンも多く、ハナ金融投資のイ・ギフン研究員も、「東方神起は日本のドームツアーで65万人の観客を動員するはずだ」「3年ぶりの開催となるだけに、関連商品の売上も高くなるだろう」と予想している。

もっとも、そうした経済効果だけが彼らを突き動かす原動力になっているわけではない。

彼らが日本での活動に力を入れるのは、そこにファンたちの熱狂と歓喜があるからだろう。そして、その大声援に応えたいという思いが、彼らを日本に向かわせているに違いない。

いずれにしても、大きな期待を浴びながら日本での新たなスタートを切った東方神起。

振り返れば2009〜2010年にはメンバーの脱退・分裂騒動も起こり、さまざまな危機説が囁かれたこともあったが、ユンホとチャンミンのデュオになってからも彼らの勢いはとどまることを知らなかった。

そんな彼らだけに、約2年半のブランクがあろうが、日本での再スタートには期待が持てるところだ。これからも韓国が生んだスーパーデュオから目が離せない。

(文=慎 武宏)