【最高の遊び、こだわりの道具。】

【詳細】他の写真はこちら



“遊びに生きる”を憧れだけで諦めない! 無理なく家族を巻き込む方法を教えます。

父親である前に男子である――。だからこそ、自分ならではの最高の遊びは譲ることはできない。とはいえ、日常の家族との時間だってもちろん大切だ。だからこそ答えはひとつ。それは遊びを満喫しつつ、そこにしっかりと家族も巻き込んで、こだわりの道具なんかもちゃっかり手に入れて、自分と家族両方の時間を楽しいものにすること。欲張ったっていい。それが現代の父親が目指す正しい姿だと本誌は提案したい。ここでは実際にカッコよく遊ぶ父親8人が、どのようにして自分の趣味や遊びの領域に自然と家族を巻き込み、最高の遊びのスタイルを確立しているかを紹介しよう。



CASE:AUTO CAMPING

海外の写真ではよく見掛けるクルマの屋根の上に張れるルーフテント。オートキャンプの楽しみ方を大きく広げるこのスタイルは新しいスタンダードになるかもしれない。

元々、アウトドアやキャンプ、オフロードバイクなど多くの趣味を楽しんでいたカメラマンの柏崎佑介さん。最近は、仕事が忙しく、家族との時間も過ごしたいので、出かける機会も減っていた。そんな状況で見つけたのがクルマの屋根に設置できるルーフテントだ。

「海外で楽しんでいる人たちの姿をネットなどで見て、存在自体は知っていたんですが、ついに日本でも販売されると知って思わず購入しました。日本語のレビューなどもなくて、本当に自分のクルマに付けられるかも不安だったのですが、これがあれば家族でのキャンプもハードルがだいぶ低くなると思ったので」

幸いなことに愛車のボルボ『XC90』には問題なく装着できた。日常でも車の屋根に設置したままになるルーフテントのため、立体駐車場の高さ制限などが気になるところだが、支柱となるハシゴを別に収納することで、ある程度高さを抑えられるという。内部は大人3人が就寝可能なスペースを確保。5歳になる雫久ちゃんと奥さんのまどかさんと、3人で泊まるには十分とのことだ。

「設置が簡単で場所も選ばないことと、いつでもキャンプに出掛けられる機動性の良さが魅力ですね。何よりクルマの上に寝泊まりできる非日常感に、子どものテンションが上がります。大人でもワクワクしますし」

忙しい合間を縫って家族キャンプに出掛けるためには、準備のハードルはできるだけ低いほうがいい。そして出掛ける前から「ここに泊まるんだ」というワクワク感が親子で共有できていれば最高だ。この日も、時折り小雨がぱらつく中、素早く設置を終えたテントには、早速雫久ちゃんが上り、ひとしきり遊んだり写真を撮ったりしていた。

「映像のロケが入ったりすると、家に帰れない日が続くこともあるので、休みの日は自分の時間も欲しいですが、できるだけ家族とも一緒に何かしたいんです。キャンプは娘も喜ぶし、自然の中で色々な経験をするいい機会。このテントがあれば、そんな機会もどんどん増やせますね」

キャンピングカーでなくても、家を持ち歩けるような遊びのスタイル。ルーフテントは忙しくてもキャンプがしたい父親と、家族がしっかり楽しめる最適なツールと言えるだろう。

オートキャンプをさらに楽しく自由にする6つのポイント



クルマに設置できるルーフテントを始め、多くの面白そうなアイテムを使ってオートキャンプを楽しんでいる柏崎さん。その代表的なグッズを紹介しよう。

Point01

クルマの上が家になる!楽しみを格段に広げるルーフテント





実際に使うのは、この日が2回目というルーフテントだが、慣れた手つきで設置していた。支柱にもなる伸縮性のあるハシゴを持ってパカっと開き、支柱をしっかりと固定すれば、ほぼ設置完了。この手軽さと、キャンプサイトでなくても設置できてしまう汎用性が魅力だ。何よりも、クルマの上に寝泊まりできるのが大人であってもワクワクする。「設置できるクルマが限られたりしますが、これのおかげで一気にキャンプの自由度が増しました」。



YAKIMA

スカイライズ ルーフトップテント(M)

実勢価格:17万8000円



Point02

アウトドアグッズは親子2代で使えるアイテムを選ぶ



この日、使っていたホワイトガソリンのランタンは、実は柏崎さんがお父さんから受け継いだもの。

「アウトドアグッズはタフなものが多いので、いいものを選べば親子2代で使えるんです。それもあって、僕もできるだけ娘に受け継げるものを選びたいと思っています」。そんな視点で選んだのが、作りの良さには定評のあるスノーピーク製のアイテム。金属加工の街である新潟県三条市に本拠を構えるメーカーだけに、金属製品のタフさは折り紙付きだ。



スノーピーク

ジカロテーブル

実勢価格:2万9800円



スノーピーク

焚き火台[3-4人用]

実勢価格:1万5600円

Point03

面白いものは全部導入して遊べる空間を作る





「遊べるツールはどんどん導入して、楽しい空間を作りたいんですよ。その方が自分も家族も楽しいじゃないですか」という柏崎さんが、よく持って行くのがスラックライン。一時は自宅の庭にも張っていたというから筋金入りだ。娘さんはまだ1人ではできないが、お父さんの手を握って歩くのがお気に入り。始めは両手だったのが、だんだんと片手でもバランスがとれるようになっていた。そんな成長が体験できるのもうれしい。

Point04

家族写真を撮るためには実はドローンが最適!?





カメラマンという仕事柄、カメラは常に持ち歩いているという柏崎さん。「でも、あるとき気付いたのですが、自分で撮ってるから、自分が写ってる写真がすごく少ないんです。それは寂しいので、最近はドローンを活用して自分も含めた家族の写真や映像を撮っています」。ドローンは飛ばせるエリアかどうかが気になるところだが、普段は仕事で使っているものだけにその辺りも抜かりはない。思い出を残す新しいツールになっているとか。



DJI

Mavic Pro

実勢価格:14万4210円

元々は撮影の仕事用に購入した『Mavic Pro』。コンパクトに折りたためて持ち運びやすいが、サイズに似合わない安定した飛行ができるので、家族の撮影用には最適なのだとか。

Point05

子ども視点で記録してもらうとキャンプの思い出も2倍に!





お父さんの職業柄か、カメラにも興味津々の雫久ちゃん。最近は子どもでも使えるカメラを買ってもらい、シャッターを押して画像を確認する動作も板についてきた。「子どものちょっと低い視点で撮ってもらうと、大人とは違うアングルになるので面白い写真になっていることが多いですね。なので、最近はカメラ係は自分ではなく娘にお願いすることが多いです。思わぬところを撮っていたりして、あとで見返しても面白いです」



ニコン

COOLPIX W100

実勢価格:1万5270円

水深10mまでの防水性能と、1.8mからの落下に耐える耐衝撃性能を持ち、水辺などでも安心して使えるコンパクトなカメラ。有効1317万画素だが、画質もなかなか良好だ。

Point06

自分が好きなバイクを子どもにも好きになってもらう





元々バイク好きで、オフロードのレースなどに出ていた経験もある柏崎さん。最近はハマっているのは“ミニモト”と呼ばれる50ccクラスのオフロード車だ。「コンパクトなのでSUVにも積めて、こうやってキャンプにも持って来られる。小さいしスピードも出ないので子どもをちょっと乗せたりもできます」。自分が好きなものを子どもにも好きになってもらいたいのが父親心。キャンプを楽しくするアイテムとして持って行けば、子どもも楽しんでくれる。

 

※『デジモノステーション』2017年11月号より抜粋。

text増谷茂樹

photo向殿政高