MF長澤和輝

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[10.18 ACL準決勝第2戦 浦和1-0上海上港 埼玉]

 先制のCKを呼び込んだのは浦和レッズMF長澤和輝の粘りだった。前半11分、敵陣左サイドの深い位置までプレッシャーをかけに行ったインサイドハーフはうまく相手に体を当ててマイボールにし、CKを獲得。このファインプレーがFWラファエル・シルバの先制ヘッドにつながった。

 この場面だけでなく、豊富な運動量でピッチの至るところに顔を出す長澤が要所要所で相手のボールホルダーに自由を与えず、時にはボール奪取にも成功。強靭なフィジカルでデュエルに勝利し、流れを浦和に引き寄せた。

「しっかりマイボールにしたり、CKにしたり、ちょっと寄せる一歩で後ろを楽にする。その積み重ねが大事だし、そこをサボらないようにした」。献身的なプレーでチームを支え、最後まで足を止めることなく90分間フル出場。「常にいい準備をしているから試合で走れたと思う」と胸を張った。

 今季リーグ戦はわずか3試合の出場。堀孝史監督就任後はACLやルヴァン杯、天皇杯などで徐々にチャンスが増えてきたとはいえ、十分な出場機会が与えられてきたわけではなかった。「前半の早い時間に点を取って、有利に試合を進めることができた。相手は時間が経つにつれてゴールに急ぐシーンが増えた」。最後まで冷静さを失わず、1-0の完封勝利で決勝進出。「持っている力を全部出した」と、すがすがしい表情で言った。

(取材・文 西山紘平)


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