今月16日、イギリスのSNSが「赤い太陽」で沸き立った。

多くの人がその怪現象を投稿し、「世界終末か」との声も上がった。

昼なのに赤い空と太陽が

イギリスの今の季節は、グレーの曇り空と白く光る太陽が普通だ。ところが10月16日、朝だというのに、空も太陽も赤くなっていた。

これを見たロンドン住人たちが、#REDSUN(赤い太陽)、#londonsky(ロンドンの空)というハッシュタグを付けて、いくつもの写真を投稿している。

(今日のランカシャーの空)

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(今日、夫がシェアした写真)

(今日午前10時の太陽。外に出た時、自分の目を疑った)

サハラ砂漠の砂が運ばれた

英国BBC放送の気象予報士によれば、怪現象の原因はイギリスに接近中の巨大ハリケーン「オフィーリア」であるとのことだ。

「オフィーリア」は12日に大西洋上で発生し、ハリケーンとしては史上初めてのコースを取ってアイルランドとイギリスに向かっている。

大西洋のアゾレス諸島付近で発生したハリケーンは、北東に進みながら、サハラ砂漠の砂粒を含む熱帯の空気を吸い上げた。それが大気の上層に運ばれ、イギリスまで到達したという。

大気中にある細かい粒は、太陽光に含まれる「青」のスペクトラムを拡散させてしまうため、波長の長い赤色だけが我々の目に到達することになる。

「オフィーリア」が吸い上げているのは砂漠の砂だけでなく、イベリアであった森林火災の灰もあるそうだ。

いずれにせよ、イギリスの人たちは驚いたことだろう。誰でも、朝、家の外に出てこんな空を見れば、世界終末を考えずにはいられないのではないだろうか。