鈴木太郎「ミナモミラー」

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 日本文化と芸術を国内外へ発信するプロジェクト「TOKYO数寄フェス」が、今年も上野で開催される。会期は11月10日から19日までの10日間。
 「TOKYO数寄フェス」は、上野の連携組織「上野文化の杜」が日本文化と芸術を国内外へ発信するプロジェクト。上野恩賜公園敷地内に広がるさまざまな文化施設を舞台に、思想家 岡倉天心が「茶の本」で語った「数寄」を軸にしたアート作品やワークショップ、コンサートなどのイベントを展開する。昨年は開催3日間で来場者32万人を動員。今年は会期を10日間に延長し、アーツ前橋館長の住友文彦を新たにディレクターに起用した。
 今回の主な見どころとして、アーティストの日比野克彦、「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」の代表を務める人類学者の海部陽介、探検家の⽯川仁の3人による「上野造船所」を上野公園に設置。「3万年前の航海」にまつわる展示や石川による葦舟作りなどを行い、最終日には完成した葦舟が不忍池に進水する。不忍池ではメディアアーティスト鈴木太郎による投影作品「ミナモミラー」を公開。LEDライトの淡く柔らかい光が囲み、風と時間とともに変化する水面の反射光を楽しめる。このほか、現代美術アーティスト大巻伸嗣が手掛けた大型インスタレーションや、橋本和幸と伊藤園がお茶をテーマにした移動茶室を展開するなど、ダイナミックな作品が体験できる。