わが家はビンボーです…。そんな悩みを持つ読者を救うべく、ESSE編集部は、家計再生コンサルタントでファイナンシャルプランナーの横山光昭さんに協力を依頼。赤字家計に悩むAさんのお宅に、同行していただきました。「無意識に行っている行動が、じつはビンボーのもとになっていることも!」と横山さん。貯められない人のダメ習慣をチェック、改善していただきます。“ビンボー習慣”を見直せばお金は貯まる!

「『お金が貯まらない…』と悩んでいる人は貯まらない習慣=ビンボー習慣がしみついている可能性があります! そのビンボー習慣を改善しないと貯蓄体質にはなれませんよ」と横山さん。ビンボー習慣の人には特徴があって、それは家の様子にも表れるとのこと。悩めるAさんのデータ

本人34歳・東京在住、夫(40歳)、長男(7歳)、二男(4歳)、長女(2歳)の5人家族。長女が生まれてから子ども服を買うのが楽しくなり、出費が大幅アップ。家計を見直さなければと思いつつ、先送りを続けている日々。
収入合計は児童手当を含めて495,000円 支出合計は522,500円 収支は-27,500円


冷蔵庫横山先生

「まずは、冷蔵庫を拝見してみましょう! うわっビンが倒れてる」Aさん

「夫が食品関係の仕事をしているからサンプルをもって帰ることもあって、いつもこんな状態です…」


横山先生「ここの引き出しなんて塩だけで5種類くらい? 納戸のビン、賞味期限きれてるじゃない!」


納戸の倒れたビンAさん「ストックがあることを忘れて買ってきちゃうこともあって…」


クローゼット横山先生

「洋服もあふれてるじゃないですか。これなんてタグがついたまま!」


タグのついた子ども服Aさん「女の子の洋服はかわいくって。セールになると来年のサイズも買っちゃうんです」


広げられたボーダーの服横山先生

「同じようなボーダーの服がいっぱいありますね」Aさん

「ボーダーの服が好きで。2枚で2000円とかだと買っちゃうじゃないですか?でも、こんなにあるなんて今日まで気づきませんでした…」Aさんのビンボー習慣=ダブり買いが多い
対策は在庫を把握してムダな買い物を防止して!

「こうしたものが氾濫した状況は、重症ですね。ものはお金が形を変えたもの。このムダなものがすべてお金だったら、貯金はもっと増えていたことになりますよ」。
Aさんのお宅の印象を、こう語った横山さん。部屋中にものがあふれていて、どこになにがあるのかわからないため、調味料を重複して買ったり、似た服を何着も買ったりしてしまう「ビンボー習慣」がしみついてしまったのです。こうした失敗は、すぐ慣れとなり、「気をつけよう」という心のハードルがどんどん下がります。結果、負のスパイラルに陥り、ますますものは増え、家の中は大混乱に…。こうなると手をつけるのは億劫! だからこそ、早めに習慣を改善することが急務です。

「賞味期限ぎれの食品や着ることのない洋服は、思いきって処分を。部屋がスッキリすると、買うべきもの、買わなくていいものがわかってダブり買いを減らせます。また、捨てるときは、ムダにしたお金をしっかりと心に刻んで今後に生かしてください」。
この習慣は、ダブり買いを防ぐことはもちろんですが、お金の本当に大切な使い道を見直すことにもなります。

横山さんからのアドバイスを受けたAさん。早速、賞味期限ぎれの食品と使わない洋服を処分しました。
「あらためて、処分したものの総量を見たら、こんなにムダ買いをしていたのだと実感しました。これからは食品の在庫から献立を考えて、必要な食品だけを買うことに。また、洋服は、ネットで衝動買いしないように、サイトの専用カードも解約しました」。

いかがでしたか? ビンボー習慣から足を洗ったAさん。まだ心を入れ替えたばかりですが、出費が少しずつ減ってきたと大喜びしています。ESSE11月号では、“ビンボー習慣を見直してお金を貯める”ための方法を読者実例とともにマンガでわかりやすく紹介。こちらもチェックして、あなたもビンボー習慣を見直し、貯蓄体質を目指しましょう!

【監修/横山光昭さん】
ファイナンシャルプランナー。独自の貯金プログラムで、約10000人以上の赤字家計を改善。著書に『定年後の暮らしとお金の基礎知識2018』(扶桑社)など

<撮影/林絋輝 取材・文/ESSE編集部>