2018年春夏コレクション

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 中井英一朗が手掛ける「エルザ・ウィンクラー(ELZA WINKLER)」が、初のショーを渋谷ヒカリエで開催した。2018年春夏コレクションでは「アンダー・ザ・ムーンライト」をテーマに、フクロウの美しさや賢さ、凶暴さを、シルエットやテキスタイルに投影した。
 ショーはスーツとドレスをミックスした構成。ジャケットは立体的なラペルや胸元を深く開けたジャケットなど、デコルテを意識して女性らしさを表現し、スーツはストライプ柄を敢えて切り替えでずらすことでカッティングの複雑さが際立った。一方でドレスはエレガントなシルエットで、さまざまな素材を織り込んでファーのような質感を出したり、シフォン素材には夜の森の中のようなファンタジックなプリントが施されている。「空気を含むことによる布の流れなど、人が着て歩くことで良さがわかると思うので、ショーはずっとやりたいと思っていた」と振り返る中井英一朗は、今後もショーを続けていきたい考えだ。
 中井英一朗は、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」を退社後、「アトウ(ato)」でチーフパタンナーを務め、アレキサンダー マックイーン(Alexander McQueen)でシニアパターンカッターとして活躍するなど経験を積み、2014年に須谷真央と共にエルザ・ウィンクラーを設立した。ブランドコンセプトは「Classic and Creative」。テーラードなどカッティングに定評があり、2016年には「NHK紅白歌合戦」で女優の有村架純が着用したことで注目を集め、また都知事のジャケットやドラマの衣装なども手掛けている。