食事づくりの手間は減らしたいけれど、栄養バランスはよくしたい…とくに育ちざかりの子どものいる家庭では、大きな悩みです。「その場でなにをつくろう、と悩まずにすむよう、自分のなかにいくつかルールをもっています」と話すのは、料理研究家の近藤幸子さん。自身も2人の女の子を育てており、仕事と家庭で忙しくしているだけに、効率化を意識しているそう。「たとえば、材料が多く、手間のかかる生サラダはつくりません。その代わり、単品でできるあえ物や煮びたしで野菜をとるようにしています」。そこで近藤さんおすすめの調理例や、残ったおかずのリメイク法など、手間をかけずに楽しく調理するポイントを教わってきました。手間のかかる生サラダの代わりに、浅漬け・あえ物・煮びたしを

「食卓に野菜は欠かしたくないけれど、サラダとなると複数の野菜を洗って、切って、水きりして…とけっこう手間がかかります。その点、浅漬けやあえ物ならつくりおきしておけるので、バタバタすることがありません」。野菜は1種類でも味つけ次第で満足度アップ。こんな工夫も大切です。●ニンジンの即席浅漬け


ニンジンをスライサーで千切りにして、甘酢に漬けた即席浅漬け。「キュウリやカブなどでもつくります」。●キャベツのゆかりあえ


ざく切りキャベツにゆかりをもみ込んだ簡単あえ物。「ゆかりや塩昆布はそれひとつでしっかり味がつくので重宝しています。キャベツの代わりに、インゲンやブロッコリーでつくるのもおすすめ」。●コマツナの煮びたし


下ゆでしたコマツナを、塩としょうゆでサッと煮るだけ。「キャベツや大根でもおいしくできます」。ホットプレートを日常使いしてみる

ホットプレートを出したら、2、3日、いろいろな料理に使って楽しむという近藤さん。「朝食にフレンチトーストを焼いたり、夕食にギョーザや焼きそばをつくったりと、じつはいろんな料理に使えます。食材を切って並べるだけで、家族が手伝ってくれるし、これひとつで完結するので洗い物が少なくてすみ、楽しい&ラクで一石二鳥!」。出し入れがおっくうになりがちなホットプレートも、これなら気楽に使えます。●ホットドッグ


パンとソーセージ、野菜を同時に焼いてホットドッグに。「目の前で焼いてつくると、屋台みたいでいつもの朝食が新鮮に映ります」。●チーズフォンデュ


ソースは耐熱の器に入れてのせておけば、ずっとアツアツ。「娘はこれが大好き。イベント感があるせいか、食もすすみます」。リメイクを考えすぎない

残ったおかずをリメイクするときは、調味料をちょいたしするぐらいに。「新たに調理するのは大変。簡単にできるからこそ、リメイクする意味があるわけです。別の調味料を少し加えるだけで印象は変えられるので、いろんな味に挑戦してみて」。●キンピラ+酢+塩+アボカドで洋風あえ物に


キンピラ+酢+塩でキンピラ1人分に角切りにしたアボカド1/2個分を加え、酢小さじ1と塩少しを加え混ぜるだけで、洋風あえ物に変身!「キンピラの甘じょっぱさが、クリーミーなアボカドと合うんです」。●カボチャ煮+マヨネーズでデリ風おかずに


カボチャ煮+マヨネーズで
カボチャの煮物1人分に大さじ1のマヨネーズを加え混ぜ、砕いたアーモンドをトッピング。「おしゃれなデリ風に。酸味がプラスされてさわやかな味わいです。ガーリックトーストに塗るのもおすすめ」。●そのほかの簡単リメイク

さっと簡単にリメイクできるアイデアを教えてもらいました。ぜひ試してみて!
*ポテトサラダにヨーグルトをたしてクリーミーディップに。
*トマトソースを煮詰めてご飯を混ぜてトマトライスに。
*鍋の残りを煮詰めてチーズをかけてオーブンで焼き、グラタンに。
*肉や魚の照り焼きを切って葉野菜にのせ、具だくさんサラダに。

●教えてくれた人
【近藤幸子さん】
料理研究家・管理栄養士。夫、長女、二女の4人家族。料理研究家のアシスタントを経て、仙台で自身主宰の料理教室「おいしい週末」をスタート。’04年より東京に拠点を移し、雑誌やウェブなどで幅広く活動中

<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>