今週の日曜、10月22日は衆院選の投開票日。飲食店の中には、投票に行った人が割引サービスを受けられるキャンペーンを実施しているところもある。

ラーメンチェーンの一風堂は18日、衆院選の「投票済証明書」を提示すると、替え玉か半熟塩玉子のどちらかが無料になる「選挙割」を実施すると発表した。アイスクリーム店のベン&ジェリーズでも、SNSで投票に行くと表明するとアイスが貰えるキャンぺーンを実施している。

「一票を大切にする人を、一風堂は大切にします」

一風堂が公開した4種類のポスターには、

「一票を大切にする人を、一風堂は大切にします」
「ラーメン屋に行くのと同じくらい、投票所に行くことも、日常の風景だと思う」
「せっかくの日曜日。ボーっとしてないで、VOTEしようぜ」

といった言葉が並ぶ。割引は、投開票日の10月22日から31日まで、「一風堂」「SHIROMARU BASE」「IPPUDO RAMEN EXPRESS」系列店舗全店で開催される。

同社では、2016年7月に行われた参院選から選挙割を実施している。担当者によると、「投票率の向上や若者の積極的な社会参加を促すのが狙い」だという。

「投票済証明書」は、選挙管理委員会から交付される証明書で、希望すれば投票所で受け取ることができる。一部の自治体や投票会場では受け取ることができないが、その場合は、スマホで撮影した投票所の画像を提示すればよいという。

「アイスのフレーバーを選ぶように、私たちの未来も、責任をもって選んでほしい」

ベン&ジェリーズも「選挙に行ってアイスをもらおう」キャンペーンを実施中だ。同キャンペーンの公式ツイートに「選挙に行きます!」とコメントを付けてリツイートすれば、表参道ヒルズ店かららぽーと豊洲店でスモールサイズのアイスを貰うことができる。リツイートの期限は10月21日24時で、アイスクリームの引きかえ期間は22〜25日だ。

同社のサイトでは、このキャンペーンの趣旨を、

「アイスのフレーバーを選ぶように、私たちの未来も、責任をもって選んでほしいから、ベン&ジェリーズは選挙に行くあなたを応援します!」

と説明している。

こうした割引サービスの実施を呼び掛けている団体もある。学生が中心になって活動している「全国センキョ割実施委員会」は、選挙に行くと割引サービスを受けられる「センキョ割」という企画の参加店舗を募集している。朝日新聞によると、今回の衆院選では500店舗以上が参加する予定だという。投票に行く予定の人は、割引実施店をチェックしてみたらどうだろうか。