10月21日(日)公開の映画「ミックス。」で初共演した新垣結衣と瑛太/撮影=西村康

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人気脚本家・古沢良太が卓球を題材に書き下ろした映画「ミックス。」で、新垣結衣と瑛太が初共演。男女混合(ミックス)ダブルスでペアを組むことになる多満子と萩原を演じた。WEB「ザテレビジョン」ではキャストによるリレーインタビューを連載中。7回目は、元天才卓球選手の多満子と、元プロボクサーの萩原を演じた新垣結衣と瑛太のインタビューをお届けします。

【写真を見る】初共演ながら試合では息ぴったり!?/(C)2017『ミックス。』製作委員会

新垣「多満子は母親のスパルタ教育によって、小さいときから卓球一筋で生きてきた女の子です。だから他の世界を全然知らないんですけど、母親が亡くなったのをきっかけに、卓球漬けだった幼少期の反動なのか、普通の女性としての幸せを手に入れることを誓います。でも、不器用過ぎて何事もうまくいかず、失恋をきっかけにまた卓球の世界に戻ってくるという設定で。そのときの自分の気持ちに素直に振り回される、とても一生懸命な女の子だと思います」

瑛太「萩原は元プロボクサーという設定で、今は妻子にも逃げられ、落ちぶれていますけど、根っこの部分は強い人間なのかなと。多満子との最初の出会いは最悪なものでしたが、多満子に対しても寛容なところがあるというか、男としての決断力があるんですよね。なので、きっとこの人には悟っている部分があるんだろうなと思いながら演じていました」

かつて天才卓球少女として将来を期待されていた多満子と、ある理由から卓球を始めた萩原。劇中には激しい試合のシーンもあるが、撮影前の2人は共に卓球未経験。故に撮影前から練習を重ねた。

新垣「試合のシーンは、台本にはこういうサーブを打つとか細かいことが書かれていなかったので、現場で殺陣みたいな感じで動きをつけてもらいました。なので、撮影にインする前もそうですけど、撮影中もその都度、現場で練習してましたよね」

瑛太「でも、みんな本当に楽しみながら練習していたと思います」

新垣「男性陣は撮影の合間にも台で打ち合って遊んでいましたよね。その中でも正統派ですごかったのは、(多満子の元彼で、エリート卓球選手の江島を演じた)瀬戸康史君かな」

瑛太「俺、瀬戸君に3回勝った!」

新垣「瑛太さんはギリギリ入るか、入らないかのサーブを打ち込むから(笑)。入ったら絶対に誰も返せないサーブを打ってましたよね」

瑛太「ガッキーはすごく基本に忠実にできるんですよ。映画の打ち上げでも試合があったんですけど、そのときは俺が調子に乗り過ぎて、2人して1回戦で負けてしまったけど(笑)。でも、ガッキーは的確に球を返せるし、すごく上手だと思います」

今では意気投合した2人だが、当初、瑛太にはある悩みがあったとか。

瑛太「新垣さんは“ガッキー”というパブリックイメージがあるので、“ガッキー”と呼ぼうか、“新垣さん”と呼ぼうか悩んでしまいました(笑)」

新垣「最初はガッキーでもなく、新垣さんでもなく、新しい呼び名にしようと言っていたのに、結局、ガッキーに落ち着きましたよね(笑)」

最初は反りが合わず、ケンカしてばかりの多満子と萩原だったが、卓球でミックスを組むうちに、公私共に最高のペアとなっていく。

新垣「瑛太さんは怖いもの知らずで、お芝居でもアドリブでいろいろ仕掛けてくるんです。その中でも印象に残っているのは、ハギ(萩原)が多満子の頭をポンポンするシーンかな。とてもステキだなと思いました」

瑛太「ポンポンしたのは単純にガッキーの頭を触りたかったから(笑)」

新垣「それはハギとしての気持ちだと思いますけど(笑)、あれがあったことでハギの気持ちがより伝わってくると思いました。お互いに強がっているんだけど、距離を縮めつつある2人の本当の気持ちが強く伝わってくるシーンになったと思います」

瑛太「でも、あれは男のズルさともいえるよね。本当は多満子のことを好きなのに、急に江島の方に行くっていうから、そこに何かリアクションがあってもいいのかなと思って」

新垣「あとこれはアドリブじゃないですけど、あるシーンの後の多満子の反応は、ある意味、強烈でしたね。現場では『これ、本当にやるの?』と思ったけど(笑)、出来上がったものを見て、『ああ、こういうことだったんだ』と。あそこはあえてカッコ悪くすることで、2人のかわいらしさが出ているなと思いました」

瑛太「多満子のかわいさが全面に出ているシーンだよね。あと、僕個人としては、ガッキーと一緒に芝居するということで、予定調和じゃないことが起きてほしいと思っていました。それが多満子とハギの関係性にもつながっていくし、ただ台本通りにお芝居するだけじゃ物足りなくて。なので、ガッキーの動揺が見たい、ガッキーの表情が崩れるのを見たいということばかり考えていました」

新垣「そうやって、瑛太さんがいろいろ仕掛けてきてくださるので、私も何くそ精神が芽生えました(笑)」

瑛太「それも含め、とにかくガッキーがかわいい映画になっています!」