中国では食の安全を揺るがす問題が頻発している。これまでに起きた問題としては、下水油や重金属汚染米、残留農薬野菜など枚挙にいとまがない。中国の消費者としては安全安心な食べ物を口にしたいと思っても、どこかで常に不安がつきまとうのが現状だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では食の安全を揺るがす問題が頻発している。これまでに起きた問題としては、下水油や重金属汚染米、残留農薬野菜など枚挙にいとまがない。中国の消費者としては安全安心な食べ物を口にしたいと思っても、どこかで常に不安がつきまとうのが現状だ。

 日本も食の安全問題が皆無というわけではないが、食品衛生法を始めとする法律の規制によって一定の安全性が保たれていると言えるだろう。日本で生モノを安心して口にできるのは、それを可能にする取り組みがあってこそだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の食品は中国に比べて安心して口にすることができるとし、それは様々な取り組みのもとで「安全性」が担保されているためだと論じる記事を掲載した。

 記事は、日本もかつては食の安全問題が頻発した時期があったと伝え、現在のような安全性は一夜にして生み出されたものではないと指摘。問題が起きたことを反省し、食品の各流通ルートでリスク管理に取り組んだからこそ実現できたものだと紹介した。

 続けて、日本でトレーサビリティーの一環として「安全、安心情報提供高度化事業」がスタートしたのは2002年のことだったと紹介する一方、食品安全基本法も制定し、トレーサビリティーの制度が形骸化しないよう法整備も行ったと強調した。

 日本では考えにくい食の安全問題が頻発する中国。中国の場合はトレーサビリティー導入よりやるべきことが多いであろうが、食の安全問題が国民の健康に悪影響を及ぼさないよう行った日本の取り組みは、中国にとって非常に参考となる先例だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)