中国では若者を中心に日本に対して好印象や憧れを持つ人が増えている。一部メディアでも日本人の環境保護に対する意識や、物づくりに対する妥協なき姿勢、教育に対する考え方などについて評価する記事が見られる。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では若者を中心に、日本に対して好印象や憧れを持つ人が増えている。一部メディアでも日本人の環境保護に対する意識や、物づくりに対する妥協なき姿勢、教育に対する考え方などについて評価する記事が見られる。しかし、中国メディアの今日頭条は14日、中国ではあまり語られない日本の一面を伝えつつ、「これが日本の本当の姿だ」と紹介している。

 急速な発展を遂げる中国で、生活や教育の質がさらに向上することを望む人が多く見られ、質の高い暮らしを送ることができる日本に魅力を感じる人も増えているようだ。中国では日本について、良質な教育が受けられ、生活水準が安定していて、国民の民度も高いということが報じられることが多いためだろう。

 しかし、記事は「日本にも醜い一面がある」と伝え、中国ではあまり報じられない日本の一面を紹介している。たとえば「学校や職場で見られるいじめや、さまざまなハラスメントは深刻な問題」であるとしたほか、外国人に対する差別もあると主張。中国人が日本に行けば、「大なり小なり、何らかの差別を受けるはずだ」と主張し、少なくとも日本人は「アメリカ人と同じように中国人には接しないだろう」と主張した。

 こうしたことは統計や調査に表れにくい問題でもあり、記事も具体的な根拠を述べてはいないが、いじめや差別の問題で苦しんでいる人が存在するのも事実だ。また「日本では女性の地位が低く、家庭内暴力も深刻な問題として認識されている」と主張した。

 記事で紹介されていることは、確かに事実として存在するものではあるが、まるで日本社会の全体に問題があるかのように主張しているのは事実と反するものだ。この記事の内容を中国人読者が鵜呑みにしないことを願いたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)