イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の「首都」とされたラッカの奪還作戦で前線付近に最後まで残ったISの陣地を攻撃する際に、同市のスタジアムの近くで無線通信を行っている「シリア民主軍」の隊員(2017年10月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が「首都」と位置付けてきたシリア・ラッカ(Raqa)で、ここ数週間に投降した外国人戦闘員を含むIS戦闘員の数が約400人に上ることが分かった。米主導の有志連合軍の報道官を務めるライアン・ディロン(Ryan Dillon)大佐が17日、明らかにした。

 シリアとイラクにおける現地部隊の訓練と軍装備品の調達を支援する有志連合軍のディロン大佐は、投降したIS戦闘員の大半は、ラッカ奪還作戦が大詰めを迎えたこの1週間に投降してきたと述べた。

 IS戦闘員は米主導の有志連合が支援するクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」に投降した。

 イラク首都バグダッド(Baghdad)を拠点とするディロン大佐はビデオ電話を通じて記者団に対し、「ここ数日間、ラッカでSDFにIS戦闘員約350人が投降した。SDFによって外国人戦闘員と確認された数人は拘束された」と述べた。

 ここ数週間、IS戦闘員の投降者の数は週平均約4人だった。

 SDFは4か月以上にわたる戦闘の末、ラッカを解放したと発表した。ディロン大佐は「わが軍が一連の戦闘の前にラッカを孤立させると、奪還作戦が始まる前にIS指導者の多くが大急ぎで逃げていった」と述べた。

 今後ラッカでの米軍の任務はどのようなものになるかと問われたディロン大佐は、「われわれはこの戦いを通じてラッカに残された爆発物をすべて片付けなければならない」と述べ、ラッカにはやらなければならない仕事が相当残っているとの見方を示した。
【翻訳編集】AFPBB News