(左から)ルームループ、メイキン・ンー、ハリソン・ウォン、ヘブン・プリーズの2018年春夏コレクション

写真拡大

 香港の今を代表する4ブランド「ハリソン・ウォン(HARRISON WONG)」「メイキン・ンー(MEIKING NG)」「ルームループ(LOOM LOOP)」「ヘブン・プリーズ(HEAVEN PLEASE+)」が、東京・渋谷で2018年春夏コレクションを発表した。香港貿易発展局が支援する 「Fashion Hong Kong」として東京のファッションウイーク「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/S」に参加。2日目の10月17日に合同のランウェイショーを開催した。
 満員の会場でショーの幕を開けたのは、これまで東京やニューヨークのファッションウイークに参加してきたポリー・ホー(Polly Ho)が手掛けるルームループ。動物や魔物が冬眠から目覚める中国の民話から着想を得たという色鮮やかな新作には、伝統的なモチーフと共に立体的な動物のぬいぐるみがバッグやキャップと融合した。
 キュビズム芸術や建築的な要素を取り入れたデザインに定評があるメイキン・ンーは、ビクトリア時代後期の貴族女性が今シーズンの着想源。彼女たちは釣りというスポーツを通じて喜びや自由を見出していたということから、蛍光色を用いた軽やかで動きのあるコレクションに、女性の自立と成長といったコンセプトを反映した。
 今回唯一のメンズブランドとなるハリソン・ウォンは、20世紀中期のフランス人芸術家ジャン・デュビュッフェ(Jean Debuffet)の彫刻や絵画から着想。ドロップショルダーのアンバランスなフィットや幾何学模様のプリントなどを通じて、デュビュッフェが提唱した"不協和音"を表現した。
 Lary ChengとYi Chanのデザイナーデュオが手掛けるヘブン・プリーズの新作は、映画監督のミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)による独創的なビジュアルや90年代のサブカルチャーの記憶、ブランドの独創的で非日常的なコンセプトという3つのキーインスピレーションから構成。袖からのぞく虹色の"ぶら袖"、チュールドレスと合わせたポロシャツのような襟、油絵のようなプリントといった、アーティスティックで遊び心のあるスタイリングに存在感のあるアクセサリーでスパイスを加えた。
 Fashion Hong Kongはショーだけではなく、東京ファッションウイークに合わせて都内2カ所でポップアップショップを開催。新宿の「destination Tokyo」とラフォーレ原宿の限定店ではショーに参加した4ブランドのほか「CECILIA MA」や「FAVE by KennyLi」「Methodology」「aogp」といったブランドの新作とアーカイブコレクションを取り扱っている。