いよいよ第19回党大会が始まる。誰が新チャイナ・セブンになるのか、そのリストは14日にすでに決まっている。そして約1週間後の一中全会で採決される。今さら予測しても仕方ないが、やはり気になる。

基本枠組み

いよいよ18日から5年に一度の党大会が始まる。

チャイナ・セブンを保つのか否かということも含めて、まずこれまで本コラムの「新チャイナ・セブン予測」シリーズで考察した結果に基づいて、基本枠組みを、おさらいしておこう。

1.集団指導体制を変えることはない。民主集中制を変えることはないから。

2.党主席を設けることはない。党規約には中共中央総書記に関する任期制限は明文化していないので、総書記を3期務めようと思えば、合法的に可能だから。

3.同一政権内で中共中央政治局常務委員会委員の人数を変えることはない。つまり現在のチャイナ・セブンという人数を、習近平政権第二期に移るときに変えることはない。チャイナ・ファイブにしたりチャイナ・スリーにしたりということはない。今回は7人のままだ。

4.国家主席を3期務めるということがあったとしても、第19回党大会でそれを決めることは絶対にない。なぜなら、これは憲法で「一期5年、最大二期」と制限されており、立法機関(全人代)で決めることなので、憲法改正手続きに着手しない限り変化はない。

5.習近平が年齢制限(不文律「七上八下」の慣例)を破って三期続投をするため、という目的で、王岐山(69歳)をチャイナ・セブンに残すことはない。但し、王岐山は他の権威ある役職に就く可能性はある。それは習近平の三期続投のためではなく、反腐敗運動の主役として有能な人物だったからである。

概ね、以上のように基本枠組みをもとに、それならいったい誰が新チャイナ・セブンのメンバーになるのかを予測してみよう。

新チャイナ・セブンの顔ぶれ

10月14日に閉幕した第18回党大会七中全会で新チャイナ・セブンの最終リストが採択された。もちろん公開はされないが、誰が新チャイナ・セブンになるのか、概ねの予想を考えてみよう。

まず、「七上八下」という慣例を破らないことが考えられる。

となれば、習近平と李克強が残る。二人の肩書は変わらない。

つぎに重慶市の陳敏爾(ちん・びんじ)書記が新チャイナ・セブン入りする可能性が高くなった。第19回党大会の一中全会における党内分業としては、現在の劉雲山氏の後任として思想・宣伝担当になる可能性が高いが、来年3月に開催される全人代で国家副主席に推薦されることになる可能性が高い。

遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)