17日、環球網は、「中国の製造業が急速に台頭した背景には、日本が失いつつあるものを身に付けたからだ」と題するコラム記事を掲載した。資料写真。

写真拡大

2017年10月17日、環球網は、「中国の製造業が急速に台頭した背景には、日本が失いつつあるものを身に付けたからだ」と題するコラム記事を掲載した。

記事は「第2次世界大戦後、日本人はその聡明な知恵と堅実な職人気質により、敗戦の傷から立ち直り一躍アジアのトップに立った。中でも製造業が大きな貢献を果たし、『メード・イン・ジャパン』は東アジアの製造業の最高水準を示すようになり、便座さえ他よりもよく売れるようになった」とした上で、先日発覚した神戸製鋼所の強度データ改ざん問題は「われわれが改めてメード・イン・ジャパンについて考えてみる機会になった」としている。

記事は、日本の製造業が「神の領域」から追いやられた理由は三つあると指摘。一つ目は、「島国で資源に乏しい日本では製造コストが日増しに上昇して経済のグローバル化に追いつけなくなっている」こと、二つ目は「日本の制度が柔軟性に欠けており、新たなアイデアが生まれにくい状況にある」こと、三つ目は「中国の製造業が急成長し、すでに日本の製造業を脅かす存在になっている」ことだ。

また、2015年に中国の国務院が「中国製造2025」を発表、製造強国戦略を全面的に立ち上げたことで、科学技術革新が挙国一致の理念になっており、中国企業もブランドや評判が持つ価値が企業の生命であると認識し始めていると指摘。そして最も根本的なこととして、「われわれはすでに日本で徐々に失われている完全に整った工業システムを手に入れた。ネジ1本から国産民間旅客機C919まで、すべて自分たちで作れるようになったのだ」と論じている。(翻訳・編集/川尻)