米国の非政府組織(NGO)が、今月17日から来月4日まで、援助活動のために北朝鮮入りすると、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。米国人が北朝鮮を訪問するのは、米国政府が渡航禁止令を出して以降初めてのことだ。

ノースカロライナ州ブラック・マウンテンに本部を置くNGO「朝鮮のクリスチャンの友」(CFK)の関係者はVOAの取材に米国市民権を持つ10人を含む14人が、米国務省から北朝鮮渡航許可を得たと明らかにした。

CFKは、北朝鮮国内で25から30の結核、肝炎専門病院を支援している。今回の訪朝の目的は、500人の患者の検査、支援物資の到着、分配状況、井戸水を使った簡易水道施設の稼働状況などを確認することだという。

米国フレンズ奉仕団(AFSC)も、10月に予定している北朝鮮渡航について、国務省から承認を得たと明らかにした。この団体は2005年から北朝鮮の農業生産性向上のための技術教育を行っている。

米国は、オットー・ワームビア氏死亡事件を受けて、9月から自国民に対して北朝鮮への入国を禁止した。違反者に対しては、パスポートを無効にした上で、起訴するとしている。その一方で、NGOに訪朝許可を出したのは、北朝鮮との対話の糸口を探ろうとする意図があるものと思われる。