PK戦の末、日本は16強で姿を消した

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[10.17 U-17W杯インド2017 決勝T1回戦 日本0-0(PK3-5)イングランド]

 U-17日本代表は17日、U-17W杯インド2017の決勝トーナメント1回戦でイングランド代表と対戦した。90分間では決着がつかず、0-0で突入したPK戦に3-5で敗れ、準々決勝進出とはならず。93年、11年に並ぶ大会最高成績の8強入りはできなかった。

 日本は4-4-2のフォーメーションでGK谷晃生(G大阪ユース)、最終ラインは(右から)DF喜田陽(C大阪U-18)、DF菅原由勢(名古屋U-18)、DF小林友希(神戸U-18)、MF鈴木冬一(C大阪U-18)。中盤はMF福岡慎平(京都U-18)とMF平川怜(FC東京U-18)のダブルボランチで、右サイドハーフはFW中村敬斗(三菱養和SCユース)、左はMF上月壮一郎(京都U-18)。FW宮代大聖(川崎F U-18)とFW久保建英(FC東京U-18)がツートップを組んだ。

 日本は立ち上がりに流れをつかみ、前半4分、久保が自陣からドリブルで中央を運び、左のスペースにスルーパス。抜け出した上月が中に切れ込んでDFのマークをはがし、迷わず右足シュート。これはGKの正面を突いたが、選手同士の距離感もよく、序盤からミスを恐れない積極的な仕掛けを見せた。

 前半14分、相手のハイプレスから平川がボールを奪われ、あわやの場面。エリア内から決定的なシュートを打たれたが、スライディングした菅原に当たり、GK谷が横っ飛びでセーブした。守備陣はバイタルエリアに入ったボールホルダーを挟み、枚数をかけた堅守で跳ね返す。日本も前半18分、久保が右サイドをドリブルで駆け上がり、PA右手前から左足でフィニッシュまで持ち込んだ。

 イングランドに攻め込まれる時間帯が続いたが、菅原が体を張ったブロックで立て続けに相手のチャンスを潰す。前半27分にはスルーパスに抜け出したFWリアン・ブルースター(リバプール)のシュートが右ポストを直撃。MFフィル・フォデン(マンC)の個人技を止められず、何度も突破を許したが、鈴木が粘り強いディフェンスでしのいだ。

 日本も厚みのある攻撃を仕掛け、前半37分、平川のヒールパスを受けた中村が左足を振り抜くと、シュートは相手DFがブロック。ファーサイドに流れたボールを上月が左足で狙ったが、シュートは左サイドネット。前半アディショナルタイムにも平川のボール奪取から久保がパスを届け、上月がワンタッチからシュートを放ったが決めきれず、スコアレスで前半を折り返した。

 後半立ち上がりはMFジョージ・マクイクラン(チェルシー)を起点にした攻撃から押し込まれたが、日本は固いブロックをつくって耐え凌ぐ。後半9分、日本は最初の交代カードを切り、中村を下げてMF椿直起(横浜FMユース)を投入。椿はそのまま右サイドハーフに入った。

 日本は細かいパスワークから攻撃のリズムをつくり、後半16分、久保がPA手前から左足ミドル。後半24分にも右サイドで椿からパスを受けた久保が前を向き、そのまま鋭いドリブル突破。PA右手前から左足を振り抜いたがいずれもネットを揺らせず。さらに後半31分、上月のグラウンダーのパスを受けた宮代が強烈な右足ミドルも、GKの正面を突いた。

 押し込みながらもゴールが遠い日本。カウンターからピンチを招けば、鈴木や小林が体を投げ出してピンチを潰す。終盤は日本ペースで押し込み、後半42分、椿の鋭いドリブル突破から宮代が右足シュート。後半44分には久保がドリブルで仕掛けて左足ミドルもフィニッシュの精度を欠く。90分間では決着がつかず、勝負の行方はPKに委ねられた。後攻の日本は菅原、宮代まで2人が成功したが、3人目の喜田が失敗。先攻のイングランドは全員が成功し、日本はPK3-5で敗れた。

(取材・文 佐藤亜希子)


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