16日、韓国メディアによると、韓国の複数の養鶏場の卵から基準値を超える殺虫剤成分が見つかったことが問題になった後、韓国政府は検査を行い「安全だ」と発表した。しかし、この発表は国際基準に及ばない簡易的な検査の結果であったことが分かった。資料写真。

写真拡大

2017年10月16日、韓国・SBSによると、韓国の複数の養鶏場の卵から基準値を超える殺虫剤成分が見つかったことが問題になった後、韓国政府は衛生評価を実施し「毎日2.6個を食べ続けても大丈夫」との結果を発表した。しかし、食品医薬品安全処のこの発表は国際基準に及ばない簡易的な検査の結果であったことが分かった。

食品医薬品安全処は8月、「殺虫剤卵」の人体への影響を評価した結果、最も毒性の強い成分であるフィプロニルも安全な水準であると発表した。しかしこれに対し、学界などでは「評価基準が国際基準に比べて低い」と指摘する声が相次いだ。国際基準はフィプロニル原物質にフィプロニルが鶏の体内に入ることで生成される代謝物質フィプロニルサルフォンの値を足し、残留量を算出する方式。一方、食品医薬品安全処はフィプロニルサルフォンの値を除外し、フィプロニル原物質のみを計算していた。

この問題が波紋を呼ぶと、食品医薬品安全処は「日本の方式に沿って行っただけ」と説明した。しかし、日本は欧州で「殺虫剤卵」騒動が拡大した際に検査方式を国際法基準に合わせ、強化していた。

これについて、韓国の与党「共に民主党」のキ・ドンミン議員は「日本の方式で行ったというのは明らかなうそ。結果的に政府は『自ら国民の信頼を捨てた』との指摘を免れないだろう」と主張した。食品医薬品安全処は今月から国際基準を採用すると明らかにした。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「やっぱり政府は無能だ」「公務員の年金をなくしてほしい。お金がもったいない」「ここは対策のない国。日本に行って自国民の守り方を学んで来て」「危機を免れるために小細工を使うなんてひきょう」「国民をだまし、危険にさらすのは政権が変わっても同じだね。結局、韓国国民にとっての脅威は北朝鮮でも米国でも日本でも中国でもない、韓国政府だ」など韓国政府に対する批判的な声が相次いでいる。

中には「なぜ日本の方式で行うの?韓国は韓国でしょ?」「日本に責任を押し付けようとするなんて情けない」と指摘する声も。

また、「どの情報を信じるべきなのかさっぱり分からない。食べないのが一番?」「家では食べないように気を付けていても、加工食品などで知らずに食べているのだろう」と懸念するユーザーも多い。

一方で「どうせ信じていなかった」「政府を信じる国民が悪い」「毎度のこと。別に驚かない」と冷静な反応を示すユーザーもいた。(翻訳・編集/堂本)