お金持ちの家庭に訪問するたび、家のものがすっきりしていると感じませんか? 実際、ESSE編集部が貯める達人の家を取材すると、よく片づいたお宅に出会うことが多いもの。すっきりと片づいた部屋で暮らす「貯め達人」に共通するのは、適正量を見極めてものを管理していること。ものが増えると収納や掃除に時間がかかります。でも、ものが少ない状態をキープすれば、その手間も省け、時間を有効に使えることに。
また、ストックや自分が日ごろから使っているものを把握できているため、不要なものを買うことが圧倒的に減ります。とはいえ、現実的には、「買う」「もらう」などして、新しいものが家に入ってくるのは避けられるものではありません。貯め上手な人たちは、どうやってものを処分しているのでしょうか?ものをムダにしない処分の仕方!持っていても使わないのなら意味がない!?

ファイナンシャルプランナーの松本幸恵さん(仮名)は、持ち家のローンを払いつつも、年間100万円を貯金し、総貯蓄額は1500万円という貯め上手。確実に貯蓄できている秘訣はやはり、ものを増やさない工夫で、家計と収納をコンパクトにしていること。「ひとつ買ったらひとつ捨てる」というくらいの気持ちで、ものの総量を考えることを習慣に。「たとえば衣類やオモチャは、買ったら古いものを手放すのが原則。年に数回フリーマーケットに参加し、不要なものを売っています」。処分をしやすくするために、松本さんはどのような仕組みづくりをしているのでしょうか。詳しく聞いてみました。●衣類や布団はオープンに収納し、定位置からあふれそうなら処分を考える


寝室のクローゼットには、布団や洋服、バッグなどをオープンに収納。「オープンな収納だから総量がわかりやすいんです」。ものにはすべて定位置を決めていて、あるべきものが必要な分だけあるかも把握しやすい状態に。洋服が欲しくなったとしても、似たようなもの持っていないか、コーディネートしやすいものかなどといったことがイメージしやすいメリットも。一方で、「ここからあふれそうだと感じたら、ものを処分するようにしています」。


来客時にはロールカーテンで目隠しすれば、見栄えも問題なし。●専用BOXを置いて、「気づいたら入れる」を心がける


部屋に出しておいてもかわいいケーキ屋さんの箱を、処分もの専用に。「寝室に出しっぱなしにし、不用品に気づいたらすぐ入れられる仕組みに。中身がたまったらリサイクルショップやフリーマーケットに出します」。●【洋服】2年着なかった服は手放すルールに


時期を逃さず手放すと高く売れる!なにかと増えがちな洋服は、2年間着なかったら手放す決まりに。「衣替えの時期に、最近着ているかどうかを必ずチェックするようにしています。シーズンのはじめにリサイクルショップに出せば、意外に高く売れることもありますよ」。オンシーズンものはショップに売りに来る人が多いため、売値が下がる傾向に。なお、手放すことを決めた服は、専用BOXへ。●【子ども服】サイズアウトしそうな服はまめにチェックを


子どもの成長はあっという間。すぐにサイズアウトしてしまう子ども服は、定期的に見直して処分します。「迷うものは袋にまとめ、朝の着替えのついでに合わせてみてサイズをチェック。次シーズンも着るか判断します」。不要な服は、オンシーズンにフリマに出せば高く売れるうえ、ムダな収納スペースも使わずにすみます。●【器】組み合せしやすいものを、棚に入る分だけに厳選


日ごろから、購入する器はモノトーンを基調にしています。手元に残すのは、和食でも洋食でも使え、飽きのこないものだけを厳選してきました。


使い回しの利くものなら、少しの器で十分暮らせるという松本さん。「キッチンの棚に入るだけを持つようにし、増えたら、あまり使っていないものを見直してフリマに出品しています」。●【オモチャ】オモチャ箱は3か月に一度見直して処分を決める


オモチャは3か月に一度見直すルール。「最近遊んでないなと思うものはフリマへ。オモチャをフリマの店先に並べておくと、お客さんが足を止めてくれる」という、フリマのコツも教えてくれました。ちなみに、オモチャを処分するときは、親が勝手に行うのではなく、必ず子どもと話し合うなどして決めていくことが大切です。●【靴】数を決め、1足買ったら1足処分を心がける


靴は、備えつけのゲタ箱の中に入るだけしか持たない決まりにしています。「上3段が今履いている靴、下2段が季節外の靴で、季節ごとに位置を入れ替え。1足買ったら1足処分しています」。●【雑誌】3か月たったら、必要な記事だけ切り抜いて処分


「雑誌は好きでよく買います」という松本さん。置いておくとかさばるので、料理レシピやレジャー情報、欲しいものが載っている記事など、必要な部分だけ切り抜いて保存し、3か月たったら古紙回収へ出します。

<撮影/元家健吾 取材・文/ESSE編集部>