欧州のトップリーグでプレーするサッカー選手ともなれば、高級車で練習にやってくるのが一般的だろう。その一方で、日本代表MF柴崎 岳が所属するスペイン1部リーグのヘタフェに、電車通勤をしている選手がいることをご存知だろうか。地元メディア「AS」が伝えている。

 

彼はトーゴ代表DFダコナム・ジャネ。今季ヘタフェと4年契約を結んだ25歳のDFだ。柴崎のチームメイトとなったジャネは、昨季ベルギーのシント=トライデンセで小野裕二(現・サガン鳥栖)と同僚だった選手でもある。そのジャネは写真のとおり、現在マドリードの地域鉄道を使い、サラリーマンたちと一緒に通勤しているという。

 

ベルギーへ移籍する前にもスペインでプレーした経験があり、2014年からの2年間は2部のアルコルコンに所属していた。その当時も、クラブスポンサーのひとつである企業から貸与された小さなアパートで独り暮らしをしていたようで、当時こう述べていたらしい。

 

「僕にはこれ以上は必要ないよ。これでハッピーさ。自分の成功によって、家族を経済的に助けることができている。僕の成功は家族全員にとっての勝利なんだ」(ジャネ)

 

いわば「家族に仕送りするために節約」ということだろうか。アフリカ出身の選手には、地域によっては家族だけでなく一族の生活を背負っている選手もおり、なんとも胸を打つ話である。

 

なお、ヘタフェは14日、同じマドリードをホームとするレアル・マドリーと対戦。ジャネはセンターバックとして先発フル出場、世界的なビッグクラブに立ち向かったものの、終盤にクリスティアーノ・ロナウドの決勝弾を許し1-2で惜敗している。