幸せだけじゃダメ!犬の抱っこのメリット・デメリット

抱っこは、飼い主さんと愛犬の絆を深める大切なコミュニケーションの1つです。けれど、良い点もある一方で、間違った抱っこにはデメリットがあることをご存知でしょうか。

犬の抱っこのメリット

飼い主とわんこ双方のリラックスの時間になる

わんこと見つめ合うことで幸せホルモンが分泌されることがわかったという最近の研究結果のように、わんこと触れ合う時間は飼い主さんにとっては最高にリラックスできる至福のときです。

また、抱っこが好きなわんこであれば、それはわんこにとっても同様でしょう。ただし、抱っこが苦手なわんこには逆にストレスになってしまう恐れもあります。

地面を歩かせるのが危険な状況で役立つ

外出先で人ごみの中を歩く場合や、災害時に危険なものが散乱した場所を歩く場合など、わんこに直接地面を歩かせるのが望ましくない状況のとき、わんこが抱っこに慣れていれば、ひょいっと抱きかかえて危険を回避することができます。

愛犬を同伴できる行動範囲が広がる

上とも少し共通しますが、特にアウトレットモールの店舗などでは「ペット抱きかかえ入店可」のお店も多くあります。

わんこがおとなしく抱っこされていれば、そういったお店にも一緒に入ることができ、おでかけの楽しみも広がりますね。

犬の抱っこのデメリット

抱っこにはメリットがたくさんあるものの、一緒にいるときにはずっと抱っこしている、わんこのせがむままに抱っこしている等、過剰な対応をしてしまうと、かえってデメリットになってしまいます。

わがままがエスカレートして問題行動を起こしてしまう

わんこがせがむままに抱っこすることを繰り返していると、わんこは「飼い主さんは何でも自分の思い通りにしてくれる!」と勘違いをしてしまいます。

これは、やがては抱っこの要求だけでなく、食べ物やお散歩などいろいろなものに対する要求行動につながり、無駄吠えや物を壊す等の問題行動にエスカレートしてしまう場合もあります。

飼い主への依存から分離不安症を発症してしまう

抱っこされたがるわんこは、甘えん坊で飼い主さんが大好きなわんこがほとんどです。

それに応えてわんこの気の向くままに抱っこしている、四六時中抱っこしているなんていうことになると、わんこの甘えん坊度はますます上昇して、飼い主さんへの依存が強くなってしまいます。

依存が強まると、お留守番の間など、飼い主さんと離れなければならない状況がわんこにとって大きなストレスとなり、分離不安症を発症してしまいます。

分離不安症の主な症状は、下痢や嘔吐といった身体症状、無駄吠えや粗相などの精神症状があります。

運動不足になってしまう

極端な状況ではありますが、お散歩に出かけてもわんこが抱っこをせがむので、用を足すときだけ下におろして、後はずっと飼い主さんが抱っこしているといった場合、わんこの大きさと必要な運動量にもよりますが、わんこが運動不足になってしまう危険性もないとはいえません。

犬に抱っこをせがまれたときの対処法!

抱っこをせがむわんこの気持ちはズバリ・・・

では、わんこはどうして抱っこをせがむのでしょうか?これまでメリット・デメリットを読んできてもうおわかりとは思いますが、答えは「飼い主さんへの甘え・依存」です。

特に、抱っこをせがむことが日常となっている場合には、
「前もこうすれば抱っこしてくれたから、今度もやってみよう」
「飼い主さんは自分の言いなりさ」と思ってワガママわんこになっている可能性が高いです。

抱っこをせがまれたときはオスワリ!

抱っこに限らず、わんこが飼い主さんに対して何かを「せがむ」という行動をとること自体、そして、飼い主さんがその「要求に応える」ということ自体が、わんこのしつけ上好ましくないと言わざるをえません。

愛犬をワガママわんこから脱却させるためには、わんこの要求に対して毅然な態度をとることが必要です。具体的には、わんこが抱っこをせがんできたら、まず、その要求行動をいったん止めることです。

「オスワリ」「マテ」等の指示を出し、わんこが指示に従ったら誉める「ダッコ」の指示でわんこを抱っこする「ダッコ」と飼い主さんが言葉に出して、飼い主さんから抱っこをすることが重要

また、家事をしている最中など、わんこに構うことができない状態でわんこが抱っこをせがんできた場合には、ただ無視をするだけでも効果的です。

心が痛むかもしれませんが、重要なのは、

「何でも自分の思い通りになるわけではない」

ということをわんこに理解させることと、飼い主さんが受け身な体制でいるのではなく

「わんこの行動は飼い主さんの指示によって起こさせるもの」

ということを再認識することです。

まとめ

いかがでしたか?抱っこのしすぎはもちろん良くありませんが、それでも、「抱っこをさせてくれない」「触らせてくれない」という状態よりは何倍も良いことは間違いありません。

お互いに適度な距離感を持ってかかわり合い、より素敵な関係を目指していきたいですね。