上海上港監督、ACL浦和戦でMF柏木を名指し警戒「攻撃を仕掛ける能力もセンスも抜群」

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ビラス=ボアス監督、浦和戦は“攻撃サッカー”で挑むと宣言

 浦和レッズと18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝第2戦で対戦する上海上港(中国)のアンドレ・ビラス=ボアス監督は、試合前日会見で「我々は積極的に攻撃を仕掛け、実力を出し切りたい」と攻撃サッカーで挑むことを宣言した。

 上海のホームで迎えた初戦は1-1の引き分けとなった。圧倒的に上海が攻め込み、浦和が3本のシュートのうち1本をMF柏木陽介が決めてドローとなった結果を受け、ビラス=ボアス監督は「我々は攻撃チャンスの割にゴールが少ないことを課題として、攻撃の効率を上げなければいけない」と言及。さらに第2戦の展望について、「ゴールを取る練習はしているが、相手の守備のパフォーマンスにもよるから、運の要素もある。グループステージでは、2つのPKを獲得した。このようなシュートチャンスを多く獲得して、結果として次のステージに進めればいい」と話している。

 アウェーゴールを挙げた柏木について「10番の柏木選手がとても素晴らしい選手なのは分かっているし、攻撃を仕掛ける能力もセンスも抜群で、トップレベルの選手だ」と称賛。しかし、浦和の強みは組織的な攻撃にあるとして、「柏木選手一人ではなく、レッズの攻撃全体にどう対応していくかがチーム全体の課題だろう」と話している。

 ビラス=ボアス監督は、この日の前日会見当日が40歳の誕生日となった。それだけに「明日、勝利できれば最高のプレゼントだが、願うだけでは何にもならない。チーム全体が力を発揮し、望むような結果になれば、個人的にも最高のプレゼントになる」と、節目のゲームでの勝利を引き寄せるべく戦略を練っている。

浦和を再評価「洗練された攻撃」

 ミハイロ・ペトロヴィッチ前監督が率いていた浦和とグループステージで対戦し、当時から浦和の攻撃サッカーを称賛していたビラス=ボアス監督は、改めて対戦チームを高く評価している。

「全体の能力が高いのと、洗練された攻撃のある強いチームだ。私が聞くには、Jリーグでの成績はあまり良くないが、ACLでは準決勝まで来ているし、それだけの実力がある。準決勝まで進むにふさわしいチームだと思っている」

 元ブラジル代表FWフッキや同MFオスカルなど、個のタレントに注目が集まる上海だが、ビラス=ボアス監督もUEFAヨーロッパリーグ優勝の実績を持つ稀代の戦術家だ。今季4回目の対戦となる浦和とのゲームに、どのような戦術で臨んでくるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images