イングランド戦に臨むGK谷晃生(G大阪ユース)

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 チーム発足から2年半。立ち上げからゴールマウスを守ってきたGK谷晃生(G大阪ユース)は「失うものはない。2年半やってきたものを示せれば自ずと結果は見えてくる」と、集大成を見せる決意で一発勝負の決勝トーナメントに挑む。

 対戦相手はイングランド。強力な個を持つタレント軍団と8強をかけて戦うが、「ビビって引いちゃったらその時点で負け」。第2戦、第3戦は試合の中で連携を立て直せず、チームとしての課題が浮き彫りになった。自らも「プレーやコーチングで示す」とピッチ上で修正を図り、「1人で無理だったら2人、3人で連動して守る」と最終ラインとの連携で粘り強く攻撃を跳ね返す。

 10番のFWアンヘル・ゴメス(マンチェスター・U)、9番FWライアン・ブルースター(リバプール)ら、ミドルレンジからの強力なキックを持った選手とも対峙するが、「どっからでも打ってこいという感じです」と頼もしい言葉も飛び出した。

「明日の試合はGKにとって多く失点して泣くか、ヒーローになるかの試合だと自分でも分かっている。一失点もしないつもりで守りたい」。大会の規定により、90分間で決着がつかない場合は延長戦を行わず、そのままPK戦に突入する。「自分が無失点で抑えたら負けることはない」。谷は自らに言い聞かせるようにそう話した。

 決戦の地は28日に決勝戦が行われるソルトレイク・スタジアム。大観衆の中、味わったことのない緊張に直面するかもしれないが、“戦う”覚悟は固まっている。

「ミスを恐れない。ミスして笑われてもいい。自分たちはアグレッシブに、チャレンジャーとして戦うのみだと思います」

(取材・文 佐藤亜希子)


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