フランス議会で答弁するマルレーヌ・シアパ男女平等担当副大臣(2017年10月10日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランスのマルレーヌ・シアパ(Marlene Schiappa)男女平等担当副大臣(34)は16日、路上でのセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)への対策として、その場で罰金を科せる新たな法規制の検討を進めていると明らかにした。米ハリウッド(Hollywood)の大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)氏による複数の女優への性的暴行疑惑などのスキャンダルをきっかけとして、フランスでも多くの女性たちが自身の性的被害を公表し始めている。

 エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の当選前からの支持者、かつフェミニストであり、男性による公共の場での性差別的行為の問題に取り組む意欲をみせてきたシアパ氏は、現行法には路上でのセクハラについての定義がないため、新法は必須だと、仏ラジオ局のラジオ・テレビ・ルクセンブルク(RTL)とのインタビューで語った。法案の採決は来年行われる予定となっている。

 また路上でのセクハラとのふざけ合いとを区別するのは困難では、との問いに同氏は「私たち(女性)はどの時点から脅されていて、危険で嫌がらせされていると感じたかはっきり自覚できる」と述べた上、男性が女性のパーソナルスペースを侵害する例として「顔を10センチ、20センチまで近づけて話しかける」「何区画にもわたって後をつける」「17回も電話番号を教えろという」などを挙げた。

 超党派の国会議員5人で構成された作業部会が警察や司法関係者らと協力し、女性から路上セクハラの訴えを受けた警官がその場で取り締まれるよう、路上でのセクハラの定義や罰金の程度を協議中だという。

 シアパ氏は「路上でのセクハラを違法とする法律の象徴的な価値は非常に大きい」と語っている。
【翻訳編集】AFPBB News