問題のカード(左から2枚目)

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(台北 17日 中央社)近日発行された交通系ICカード「iPass」の新デザインが波紋を呼んでいる。カードに描かれたのは、台湾鉄路管理局(台鉄)の制服を着た美少女キャラクターが土下座をしているイラスト。「職員をごみ扱いしている」などとして台鉄職員から不満が噴出した。

このカードは、台鉄のマスコットキャラ「台湾鉄道少女」がiPassとコラボしたもの。今月14日にコラボデザイン全4種類が各1000枚限定で発売され、波紋を呼んだのはそのうちの1枚。“土下座”という姿勢に、インターネット上では、「台鉄職員を当てこすっている」と非難が巻き起こった。(カー=上の下にト)

台湾鉄路産業工会(労働組合)の蕭農ウ秘書は13 日、自身のフェイスブックで問題のカードを紹介し、「乗客は神様(?)とみなして、職員はごみ扱い」と批判。この投稿には「ばかげている」「頭がおかしい」など蕭氏の批判に賛同するコメントが寄せられた。(ウ=王へんに禹)

批判の高まりを受け、発売元の一カー通票証(高雄市)は15日夜に問題のカードの販売を中止した。同社の王俊平総経理(社長)は16日、中央社の取材に対し、当てこする意図は決してなかったと釈明。今後新デザインのカードを発行する際は、より慎重に審査していく方針を示した。

(王淑芬、陳葦庭/編集:名切千絵)