「千夜一夜物語」中の一編「アリババと四十人の盗賊」は宝をめぐる物語だが、中国インターネットショップ『アリババ』はユーザー数10数億人をかかえる商売の“水先案内人”なのだ。
 元NMB48の渡辺美優紀(24)が、中国のソーシャルメディア『ウェイボー(微博)日本』のS代表の後押しで中国へ進出。続けて世界最大の中国インターネットショップ『アリババグループ』に日本の芸能人初のショップを出店することが明かになった。ここへ来て週刊実話が入手した情報によれば、そのS代表の次の狙いは、元SMAPの香取慎吾(40)、草なぎ剛(43)、稲垣吾郎(43)の『アリババ』への出店なのだという。

 渡辺は吉本興業系列の事務所に所属していたが、昨年8月にNMB48を卒業と同時に事務所も退社し、事実上の引退と言われていた。しかし吉本との“退社後2年間は芸能活動を禁止”という契約を無視して、今年4月にインターネットライブ配信で芸能活動を再開させた経緯がある(現在は配信停止)。
 「吉本とのしこりが残ったまま『ウェイボー』で公式ブログを開設し、同時に『ウェイボー日本』に所属した。S代表は日本がダメなら中国だと言わんばかりに、渡辺の中国での芸能活動を猛プッシュし、『アリババ』での出店話まで決めたんです」(バラエティー番組スタッフ)

 1999年創業の『アリババ』は、'14年にニューヨーク証券取引所に上場した際“創業当時にソフトバンクの孫正義社長が投資した20億円が8兆円に化けた”と話題になった企業だ。
 「中国本土のほか、約190の国にインターネットを通じてサービスを提供し、ユーザーは10数億人と言われている。そのショップに、渡辺がグッズ店を出店することが決まったのです」(広告代理店関係者)

 これに味をしめたのか、S代表はその『アリババ』に、今度は中国で根強い人気を持つ元SMAP3人のグッズショップ出店を狙っているという。
 「ジャニーズ時代に元SMAPのマネージャーであり、現在は3人が所属する『CULEN』の社長であるI氏は、もともと中国ビジネスへの協力に難色を示していたのですが、ここへ来て急に軟化の姿勢を見せ、3人の中国進出にも力を貸すと言い出しているという。『アリババ』に元SMAPメンバーが出店するとなれば莫大な利益が出ることは間違いない。ジャニーズが圧力をかけてきたとしても恐いものなしでしょう」(中国の芸能界事情通)

 果たして、元SMAPの3人はアリババの「魔法のじゅうたん」に乗るのか。