イエメンの首都サヌアの学校で始業式を迎えた生徒たち(2017年10月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イエメンでは15日に新学期を迎えたが、首都サヌア(Sanaa)および反体制派が掌握する北部の学校の大半には生徒の姿はなかった。戦争や飢餓、経済の崩壊に直面する同国では、多数の人々が生き延びるために必死になっている。

 イランの支援を受けるイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装組織「フーシ派(Huthi)」とサウジアラビアの支援を受ける政府との間の内戦が3年目に突入したイエメンでは、教師の給与の支払いが滞っていることに対する組合のストライキで、フーシ派支配地域の教育は中断している。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)の推計では、同国の学校全体の78%に当たる1万3146校が給与を支払えない財政難に陥っており、多くの学校で新学期初日に開校できなかった。イエメンの教育者の4分の3近くが過去12か月間に給与の支払いを受けていないという。

「450万人の生徒の未来がどうなるか分からない状態だ」と、同国にいるユニセフの広報担当者はAFPに話した。
【翻訳編集】AFPBB News