ドラえもんのひみつ道具がアートに!日本を牽引する注目作家の2作品を先行公開

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六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーにて、2017年11月1日(水)から2018年1月8日(月・祝)まで開催される「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」。

本展には村上隆をはじめとする日本の現代美術を牽引するアーティスト28組が参加し、ドラえもんを通じて現代アートの“いま”を切り取る。

待望の開催を来月に控えるなか、展示予定作品のなかから“ドラえもん世代”のアーティストの2作品が先行公開された。

◆山口英紀・伊藤航『ドラえもん ひみつ道具図典 〜タケコプター〜』

水墨画家・山口英紀とペーパーアーティスト・伊藤航が共作で『映画ドラえもん のび太と雲の王国』(1992年公開)に登場するひみつ道具をモチーフに制作した『ドラえもん ひみつ道具図典 〜タケコプター〜』。

©Hidenori Yamaguchi ©Wataru Ito ©Fujiko-Pro

同作品では、伊藤が制作したペーパークラフトのひみつ道具を山口が水墨画で細密模写し、説明文を付けている。

紙でリアルに目の前に具現化された未来のひみつ道具と、そのひみつ道具が懐かしいものであるかのような説明描写で、時空の不思議な関係性を導き出す。

◆渡邊希『タイムドラベル』

そして、漆造形家・渡邊希の作品は、「漆」を用いて乾漆技法を主体に作品を制作。

今回の作品は、『時間軸を超える』というテーマのもと、古代から未来に生き続ける、時代を超越した「漆」の力で未来へと繋いでいく願いを込めた、ドラえもんオマージュ制作となっている。

©Nozomi Watanabe ©Fujiko-Pro

異次元の不思議に揺らめく奇妙な雰囲気は、どこか漆のイメージと似ていると思ったことから“漆黒”の揺らぎを感じる異次元空間を表現した同作品。

乾漆の黒光る鏡面は内側へ吸い込まれるような錯覚を生み、タイムマシンによる時空間移動を彷彿とさせる。

また造形の表面には、誰もが思い描くドラえもんの名場面が描かれており、ドラえもんの記憶へトリップしながら、タイムトラベルを“体感”することができる仕掛けが施されている。